マルクス・エンゲルス
マルクス・エンゲルス
カール・マルクス - Wikipedia
フリードリヒ・エンゲルス - Wikipedia
バイアスをつけて理解されがちなマルクス(資本論)をフラットに理解したい
資本主義のメカニズムについて分析したのが資本論
マルクス
性格悪いっぽい 天才
葬式に12人しかでていない
レベルを下げて,伝える
ギリ伝わったのがエンゲルス
エンゲルス
資本家の跡継ぎ
マルクスのことを理解できた
エンゲルスはマルクスを資金的に援助した
マルクスの死後,資本論の2巻,3巻を出した
管鮑の交わり の関係にそっくり
ヨーロッパ全体が,フランスに脅かされる,フランスの行動への反応をしていた 国民国家として,戦争に強かった
プロイセン,体制を新しくしないといけないが,フランスと同じようにはできない
プロイセンは,フランスの影響を逐次受け続ける
フランスに追いつくための議論の中で,資本論が出てくる
プロイセン,国がだんだんまとまって大きくなってきた
啓蒙主義による理性的な国家
飛び地の国,間の国を占領する必要がある
全員プロイセン国民,コスモポリタン的
プロイセンは,王からトップダウン的に改革していく必要がある
フランスに占領されたプロイセン領は,フランス的な思想
ビスマルク
プロイセンを中心として,ヨーロッパのバランスを取ることができた
ナポレオン,一瞬始皇帝みたいな動きをしている
各国の統治を行っている
プロイセン,廃藩置県みたいな感じで,フランスのやり方を押し付けられる.強制的に国民国家になっていく
プロイセンのエリート,知識人が頑張る
第一次世界大戦につながっていく
ウィーン体制,ナポレポンの統治の揺り戻し
全体で統治方法を確認していく
フランスの強さがエリート層への印象に残る
平和が続き,内部改革が進んでいく
王政復古→改革
農業国ではブルジョワジーは生まれにくい
工業により中間層が生まれる
3月革命,プロイセン30才ぐらい,王政に対して自由民権運動みたいな動きの革命が起きた
民衆が育っていないと革命が起きようがない
中間層が育つと,各国で革命が起きてくる
プロレタリアート
自分の労働力以外に売り物がない.暮らしが不安定で社会秩序を乱す原因とみなされた
生存リスクに関わる,飢餓を経験する人たちが4割り程度いた
国民国家化していく過程のなかで,労働者が増えてきたときの思想としての資本論
封建社会→国民国家 同時に資本主義が現れてくる
二つの飛沫
資本主義の勃興による社会の歪みを分析するためのものが,資本論
当時は労働者の扱いが特に酷かった
似たような現象だった
マルクス
ユダヤ人だったが,プロイセンに生まれた
差別色の低い土地で生まれた
父親
弁護士
国の枠にとらわれないような感覚の持ち主?
哲学,文学,音楽,絵画,…などの重要性
啓蒙主義,ルソー的な考え方も受け入れていた
母親
オランダから移住してきたユダヤ人
家族でプロテスタントに改宗する
先進的な考え方が,プロテスタントと相性が良かった?
マルクスは,帰属している感覚がないのかも?
ギムナジウム 中高一貫校みたいな学校
論文,理想主義(啓蒙主義)的な感じの考え方
ポン大学
社会変革を考え始める
父の意向で,法学を学び始める
詩を作ることに熱中した
やんちゃだった
借金して酒のんで馬鹿騒ぎ
保守派の貴族と決闘
大学が左派の温床
父親と不仲になる
経済的に自律するように求める
最後まで経済的に自立することはなかった
ただし,世界を変えることになっている
ベルリン大学の法学部に転学させられる
哲学者ヘーゲルがいた
貴族の娘イェニーを好きになる
婚約したが,遠距離恋愛に
親には秘密にしていた
姉経由で文通している
法学の勉強にのめり込む→ヘーゲル哲学にのめり込む(病気になるまで勉強する) 新しいことに集中し,他の分野が気になり始める
ヘーゲル哲学のサークルに入る
2元論
デカルト→カント
歴史は常に変化していく
2つのテーゼの結論として,ナポレオンに世界の歴史が集約している,と考えた
ドイツの先に,国家がある
青年ヘーゲル派 ドクトルクラブ
ナポレオンの侵攻による近代化
領主と奴隷
奴隷の世界との交わり,自己意識が生まれる
領主
意識の変え方によって,世界は変わるのでは
神っぽいもの
ヘーゲル哲学はアンチキリスト教的な感覚
キリスト教から脱却するために,再解釈していく
聖書は神話,テキストとして読んで見る
ヘーゲル左派,ヘーゲル哲学の肯定派
自分は,自分自身から離脱すること=阻害
本当の自分と,社会的な自分のズレ
宗教は阻害を生み出しているのでは?
人間から生まれた宗教に,かえってコントロールされている
理性的なものは現実的である
ヘーゲル
歴史はどんどん完璧になっていく
調和が取れていく
調和が取れた状態は,神のようなもの
現状を肯定するか,さらに先に進めるか
マルクスは,先に進める立場をとる
マルクスは,すべてを再解釈(否定)していく
宗教に規定されていること,人間の意識について議論をしないといけない
ヘーゲル哲学に限界を感じた
ブルジョワジー,労働者の搾取を改善する必要がある
マルクスは,社会に注目していった.経済について学ぶ必要がある
社会が意識を規定している
意識が社会を規定している
アウフヘーベン的に理解すべき
この考えが,政治に影響していく
大学,論文を書く 23才で卒業
ボン大学の講師になる
コネの元のバウアーが,宗教批判をしていたため学校を追われる
マルクスも地元に戻ることに
ライン新聞→編集長に
ジャーナリズムに目覚める
木材法
私有地の木材をひろうと罰せられる
これを否定したかった
やや共産主義的
ジャーナリズムにより,人の理性に働きかけようとした
現実と向き合うことになった
無力感を感じることになった
社会は物質的利害
現実を見ず,哲学側から発言する人たちを批判していく(バウアー達)
マルクスが勉強していく
この頃,エンゲルスに出会う
エンゲルス
イケメン,外見にこだわっていた
父親が,信心深かったが,それを嫌がった
母親は誕生日にゲーテの詩を送るような人
ギムナジウムに通う
リベラル(左派的)思考に染まる
父親から,ギムナジウムを早期に離れさせられ,家業を継がせられた
父親の会社は,従業員を大切にするほうだった
外国の取引先とやりとりをする仕事
乗馬,作曲など,いろいろしている
現実を描写する能力がある
宗教への反対意識もある
兵役,表彰もされる
禁欲的ではない.しっかりと遊んでいる
ライン新聞の編集
父親により,イギリス(マンチェスター)に留学に送られる
資本主義の進行,労働者の貧困を目の当たりにする
女工,メアリーバーンズと付き合い始める
労働者階級を調べ,日常生活を描き出す
エンゲルス,既存の価値観に囚われていない感じ
独仏年誌に寄稿した国民経済学批判大綱がマルクスの目に留まる
初期の産業革命の時代だった
もう少し高度化すれば,高度な職能が求められ,人材への投資がされるが,それ以前の労働力として扱われていた
エンゲルス
マルクス ライン新聞をやめる
婚約から七年後,イェニーと結婚
ルーゲとともに,フランスで,独仏年誌を出そうとした
新しい思想を持った人がフランス(パリ)に集まっていた
独仏年誌,創刊号(合併号)で終了した
格差などの問題の原因を,宗教ではなく経済活動にあるとした
脱神的な思考,
自分たちの考え方で,社会は変えられない
当時の知識人は,逆の考え方だった.人間の意志で変わる
物質的に満たされた段階まで生産しきった時,社会が変わったと感じる
封建制の中では,生産物が余剰生産されると,下々に富が蓄積され,変革が起こり,封建制が崩壊する. 阻害
ヘーゲル哲学
うまくいってない感じ
人間がやっていることは,本質的には労働(生産)しかない 食べるためにやっていること
動物がしていないが,人間がやっていること
狩猟採集時代の生産は狩猟
封建制の生産は自給自足的
資本主義の生産は労働
社会的存在が意識・理念を規定している
マルクスが,他の人が全員勘違いしていると感じ,そのために資本論を書いたが,誰も理解できなかった
啓蒙主義とは真逆の考え方
ルーゲともうまく行かない,無職になる
現実社会を勉強しなくていかない
➝経済学を勉強しはじめる
マルクスとエンゲルスがであう
10日間話し続け,意気投合した
エンゲルス,共産主義に傾倒していたため,父親からお小遣いを減らされる
マルクスも母親から,資本の勉強をする前に,自分で資本を稼ぐようにいわれる
室越さんも同じ経験をしている
国外でプロイセンを批判する活動をしていたため,パリを1年半ぐらいで退去させられる
マルクス
子供二人がいる
無職追放
プロイセンの国籍を放棄したかった
理想的な社会のためには,帰属意識からの脱却が必要と感じていた
ブリュッセルで経済学を勉強した
プロレタリアートによる革命を意識していた
エンゲルスと二人で6週間イギリス旅行に.資本主義の現実の観察?
思想ではなく,実践(革命)が重要
共産主義者通信委員会
国を超えた共産主義のネットワーク
プルードン
革命は否定,現状のシステムでの改善を目指す
財産(不労所得)は盗み
似たような組織,正義者同盟
ドイツ人の亡命者が作ったもの
共産主義者通信委員会と団結しようとして,共産主義者同盟になった
宣言(マニフェスト)は権力者,宗教者が使っていた
それを市民が使うことで,対権力的な姿勢を見せた
階級闘争
支配階級と被支配階級の闘争
熱意が強すぎて,やや気持ち悪さがある
時代背景的にそうならざるを得なかった.
現代の視点で冷静に読みたい
フランス,パレルモ暴動
革命後,王権と市民権で揺れ動く,不安定な情勢
フランス2月革命,臨時政府へ
フランス革命から皇帝制に戻った
ドイツ
でもその影響を受けて不安定に
ベルギー,ブリュッセルから追放される
24時間以内に国外へ追放,準備できず逮捕される
新ライン新聞
民主主義を掲げていた
しかし内容が共産主義的で,民主主義側の企業からスポンサーが降りる
二段階の革命
まずブルジョワジー社会で生産活動を
マルクス,エンゲルスがロンドンへ
マルクス,貧乏のなかで大英博物館で経済学を勉強し続ける
娘に対しては教育にお金をかけていた
子供が亡くなっていく
長男,次男,三女が亡くなる
女中と浮気をし,妊娠する
自分の子供だと認める
エンゲルスが資金難で家業に戻る
メアリーバーンズとの関係を続けている
資本主義を嫌がりながら,働く
マルクスを支援し続ける
20年間で5000万円ぐらい
メアリーバーンズが亡くなる
マルクス,代わりに自分の母親が亡くなればよかった,という手紙を出し,ケンカになる
各国の情勢が不安定
第一インターナショナル
委員長として宣言を書く役割
万国を団結させがち
各国の労働者の意見をまとめるのが難しかった
派閥が多かった.総論はあっているが,
第1回から第4回までの会合に欠席(資本論執筆時の体調不良により)
第5回に出席したが,分裂を決定づけてしまった
アナーキストのバクーニン派を追放してしまった
一瞬,パリ・コミューンで労働者階級の政府が誕生したが,2ヶ月で崩壊した
イギリスでは議会政治が進んでいたため,労働者の意見を取り入れることができ,革命まで至る雰囲気はなかった
労働者を肯定する組織は,構造的に中央集権型になりやすく,独裁主義と相性が良かった
3巻ある
資本主義社会
要素形態としてのもとになるもの(細胞みたいもの)は商品である.としている
何らかの欲望(感情)を満たすもの
交換される価値を持つもの
形のないサービスなども商品になりうる
資本主義では,すべてのものが商品化していく
所有を相互に認め合う場所
交換の際,所有権を確定させているだけ
石を拾ってきただけでは,所有権が確定しない
労働力は商品である
貨幣は商品である
他のものと違う性質がある
商品には価値がある
価値には,独特の2つの価値がある
使用価値
太陽や空気にも,使用価値がある
市場での交換する能力,価格とはイコールではない
価値は労働量(抽象的人間労働の量)によって決まる(需要と供給とは少し違う)
労働価値説(マルクス以前のもの)
労働は苦役
嫌な分,価値に反映されるはず
喜んで作ったものは,無料なのか?
➝説明できなくなった
労働に価値があるという考え方自体,新しい
神への貢献のために労働していた
宗教改革により個人への価値が認められ始めた
労働の質.何か生産されるもの
生産性を上げると,向上していく
労働量.今日めっちゃ働いたわ!という感覚
人間の疲労感,筋肉や脳の疲労感など
労働量の限界はある.1日24時間しかない
総労働量に対する配分で,需要と供給が包含される
労働の再生産できるように,抽象的人間労働の割合を配分していく
作っても売れないものは,作らなくなっていく
説明できないものは淘汰されていき,成り立たなくなる
COTENの動きは,資本主義からすこしズレている.
強度
労働の密度みたいなもの
労働は,価値を規定するため特殊
貨幣は,商品の中で王様のような扱い
交換の過程で,価格を決める必要があり,その際に貨幣が扱われる
人類は最初に一般的等価物として金を選んだ
貨幣は,一般的等価物の属性を持っているため,万人が欲しがる商品となる
資本主義社会では,商品(貨幣)が,社会の意思決定を司ることになる
封建制では,一部の人の意見が社会の意思決定を司っている
商品(貨幣)が人間をコントロールしている
恐慌や環境問題,人間は起こしたくないはずだが,実際に起っている
市場に関わらないと生きていけないが,
生活が自給自足的であれば,市場にコントロールされにくい
物象化
市場に従属している感じ
価値
自然属性だと思い込みがち
実際には社会的な決定されるもの
使用価値と価値を勘違いしがち
商品自体の価値は,見失いやすい
高いからいいものと思いがち
物の価値を手に入れるために,物を崇拝する
剰余価値
わかりやすくいうと利益
資本家が搾取している,とされている
労働力の価値は,使用価値の方が,ただの価値よりも高い
労働力を使って生産した製品は,利益を得るために,労働力よりも高値で販売される
商品の価値(価格)はどう決まるか
再生産のための生活費
給与の違い
労働力の剰余価値の再分配が行われている
再生産のためのみだと,立場が入れ替わらない
長時間労働,低賃金の労働者など
途上国で多いが,先進国でもある.
資本主義では競争が煽られる
資本家も競争にさらされるが,剰余価値の分配(搾取)が多い資本家が競争に勝ちやすい
大資本家と,そうでない人に二分化される傾向がある
搾取されている人が,革命を起こすのでは,とされている
共有財産として使えばいいのでは.という提案が共産主義に繋がっていく
現代が,マルクスが提言していたような状況になってきている
COTENや樋口さんなどは,資本論から解釈すると面白い
誰が誰を搾取しているのか?
第一インターナショナルの活動をしていたが...
マルクスが急に衰えていく.肉体的,頭脳的に
60代で妻イェニーが亡くなる.肝臓がん
長女も亡くなる
マルクスも65才で亡くなる
こぶし大の腫瘍が全身に広がっていた
うつ状態が続いていた
エンゲルス
マルクスの死にたいし,人類は一つの頭を失った と表現
リジーとの分かれ
エンゲルスがマルクスのメモをまとめた
第二インターナショナル
8時間労働制,メーデーの開催など
エンゲルスに子供はいないが,マルクスの子孫はエンゲルスの資産を分け合った
MEGAの編纂
マルクスは環境問題について考えていた
資本主義➝環境破壊につながる
労働を続けると,自然を破壊していく
命を犠牲にして活動した二人
歴史から人を学ぶのは難しい(ヤンヤンさん)
時代によってバイアスがかかる
室越さん
マルクスの卒論 原子の振る舞いの違い➝人間の自由について考えた?
キューバ,思いもよらない苦しさが現実にある.単純に影響するわけではない
深井さん
フラットに見る≒バカにしない
マルクスが考えたことを,間違っていない状態で伝えたかった
樋口さん
わかることがわからなくなった
ヤンヤンさん
人間は自分で映画作って自分で見ている
自分で世界を作り,その中を生きる