Ubuntu版 Compute Stick
Windows 版が二万円程度なので,とってもお買い得と喜んでいたら,主記憶 1GB,ディスク 8GB と Windows 版よりかなり低スペックだった。
しかも,ディスク容量のうち 1GB 強はリカバリ領域でくっているので,使えるのは 6GB 程度。
で,立ち上げて apt-get upgrade したら,それだけでほとんどディスクがお腹いっぱいになった。
microSD カードは使えるので,32GB のやつを買ってきて,一番容量を食う /usr をマウントしようとしたが,新たに別の Linuix をインストールする方がはやいと判断。
製品にもともと Ubuntu が入っていたので Ubuntu ベースのディストリビューションだとトラブルが少ないと思う。
インストールのとき,パーティションを手動で設定するようにして,/usr を microSD にわりあてる。swap とか必要なパーティションはもともとの Ubuntu で設定されてるからいじらない。
microSD は 買ってきたときは vfat だが,ext4 でフォーマットしなおす。
無事使えるようになった。apt-get install でいろいろインストールすると,キャッシュが膨らむので apt-get clean をやるといい。今回の場合は texlive とかでかいのをいれたので,2 GB を超えていた。 使用目的が Lyx + TeX で文書作成と,Prezi でのプレゼン作成と,メールの読み書きと,ブラウザでの情報収集くらいなので,このスペックでも結構使える。欲をいえばイヤホン端子がないのが不満。
ブラウザは Chrome にしたが,重いページだと動作が遅い。でも,そういうページはたいてい凝った広告が重いので,広告ブロックのエクステンションをいれたら快適に使えるようになった。YouTube も問題ない。
メモリが少ないので,あまりたくさんのプログラムを走らせると遅くなる。
Chrome はタブをひらくごとにメモリを大量消費するそうなので,なるべくこまめにタブを閉じると快適。
ということで,旅先でビジネスホテル等に泊まるなら,よほどクラシックな所じゃないかぎり HDMI 対応のテレビはあるだろうから,これと携帯できるマウス + キーボードを持っていくだけでOKと思う。全部で 300〜400 グラムくらいじゃなかろうか。