Pixel Slate
Pros
マウスをつなぐと PC モードになるが,それにキーボードもつなぐとかなり PC っぽくて,ストレスなしに PC 的仕事ができる。出張などで PC + タブレットという二つ持ちをする必要がなくなった。
ついてくる Chrome が PC 向けと同じのフルセット規格らしく,同じエクステンションが使える。 Android 向けの Chrome だと使えないのが多い。たとえば LINE など。
同様に Android だとクライアントサイドのスクリプトで動かないものが多い(Prezi など)が,ChromeOS だと快適に動く。
Linux (debian) のアプリが走るので,デスクトップで Linux を使っている者には超便利。自分は LyX という TeX のフロントエンドのヘビーユーザーなのでありがたい(数式を考えながら WYSIWYG で入力できる)。ただし,後述するように安定性に問題あり。
Android のアプリが使えるのも便利。Kindle などはブラウザ向けの Kindle Cloud Reader がカスなので,Android アプリで読んでいる。
電池が結構もつ。出先で携帯の電池がなくなりそうになったら,Pixel Slate から充電できる。
細かいところだが,USB Type-C の口が左右両方に合計二つあるのが便利。アダプタなしに充電しながらキーボード+マウスがつなげる。
ちょっと不満なところもないではないが。
Cons
充電器がでかい。Type-C の携帯などの充電器は容量不足で使えないみたい。
Linux は ChromeOS の中でコンテナとして動かしてるらしく,イマイチ一体感がない。たとえば,ChromeOS から Linux のファイルは見えるが逆はできない。また,日本語入力も別あつらえになる。
Linux のコンテナが不安定でしょっちゅう落ちる。
対処法は chrome ブラウザから Alt+ Cntl + T でターミナルを開いて「vmc stop termina」「vmc start termina」の二つのコマンドを入力。 Bluetooth のマウスやキーボードは不安定。ただし,これは Android でも同様。今は有線のを使っている。
コンピューターの主な機能をクラウドサービスにして,ブラウザだけで事足りるように,という ChromeOS の設計思想はあまり便利ではない。慣れの問題かもしれないが,Web アプリより Android や Linux のローカルなアプリの方が作りこみがしっかりしていて使いやすいと思う。