恋愛のてつがく
恋愛的に好き、ってのが、やっぱ俺わからない。
例えば、俺は母親が、好き。だ。でも、これは親への愛で、下から上へ向けての「好き」だ。
例えば、中学の頃の部活の後輩たちも、好き。だ。でも、これも手塩にかけて育ててきたむしろ前とは逆の、上から下への「好き」だ。
例えば、俺はm先輩が、好き。だ。でも、これは、確かにm先輩は女性だけど、これは例えば推しへ向けた好き、に近い。
例えば、俺はf先輩やt先輩が、好き、だ。でもこれは、t先輩は女性で、f先輩は男性で、どっちもカッコよかったり芯の強さがあったり、この好き、は、尊敬に近い。
思えば、、これは至って真剣に言っているが、俺は他人を“恋愛的に”好きになった事ってないかもしれない。
Wikipediaの、恋愛、のページの辞書での定義にこうある。
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『広辞苑』第6版では「男女が互いに相手をこいしたうこと。また、その感情。こい」と簡潔に記し、さらに「恋い慕う」は「恋しく思って追い従おうとする。恋慕する」と記す。その「恋しい」は「1 離れている人がどうしようもなく慕わしくて、せつないほどに心ひかれるさま」「2 (場所・事物などが)慕わしい。なつかしい」と歴史的用法を踏まえて説明する。
『三省堂国語辞典』第7版の「恋愛」は「(おたがいに)恋(コイ)をして、愛を感じるようになること」と記す。そのうち「恋」は「人を好きになって、会いたい、いつまでも そばにいたいと思う、満たされない気持ち(を持つこと)」、「愛」は「1 〈相手/ものごと〉をたいせつに思い、つくそうとする気持ち」「2 恋(コイ)を感じた相手を、たいせつに思う気持ち」と説明する。
『新明解国語辞典』は、第5版で「特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、できるなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと」とした。第6・7版では、「特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔いないと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと」と記している。第8版では「特定の異性」が「特定の相手」に変更され、同性愛も包括するものとなった。
『デジタル大辞泉』は、「特定の人に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。また、互いにそのような感情をもつこと」とした。「ベネッセ表現読解国語辞典」 は 「男女間で 特定の相手をお互いに 恋い慕うこと」とした。
古代ギリシア語では、特定の異性を求めるような気持ちについては「エロス」と呼び、様々な愛、もっと上質な愛(兄弟愛、人類愛 等々)とははっきりと区別した。
現代フランス語ではAmour アムール、現代英語ではLove ラブと言うが、これは恋だけでなく、広く「愛」を指し示す用語である。特定の異性や特定の人に限らず、自分の性的志向にかかわらず広く人々を大切にしたり広く人々を愛することについては、愛の記事を参照のこと。
英語「falling in love」の訳語としても「恋愛」は用いられている。ギリシア語でははっきりと区別されていた概念を、英語では(特にアメリカ英語では)、ごちゃまぜにして安易に「love」と呼んで済ませてしまうので、(特に、古代語などを学んだことがない米国の若者などで)異なった概念がごちゃまぜになり、結果として(自己本位な)恋までが、あたかも高級なものであるかのように扱われる傾向がある。
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Wikipedia引用ー
良く、目を通した。
でも、どれも俺の頭を満たす言葉じゃなかった。
別にそれが理解できないとかではないんだ。俺は物語、小説もアニメも漫画もドラマも沢山の創作を見た。そこにあるさまざまな形の恋愛模様を見た。
恋愛、わかる、わかるんだよ、いや、分からないと言った方がいい。理解できていないと言った方がいい。
「知る」ってそもそも何か分かる?「分かる」ってそもそもなんで分けるって字を使うか理解してる?「理解」にはなぜ解離の解の字が使われている?
そもそも「知」を成立させるのは、その根底にあるのは、「知る」とは、ものを区別し、区別されたそれぞれに名前をつけ、それを明確な形で把握しようとする態度なんだよ。
俺はまだ「恋愛」と名付けられる、「好き」を区分できていない。分からないんだ。
感覚で言えば、「スマホは使えるけどスマホの中身ってどうなっているかわかんね〜。」的な感じだ。
俺は知りたい、分け、名付けたい。その「好き」に。
シェイクスピアのロミジュリから引用ー
戀(こひ)は溜息(ためいき)の蒸氣(ゆげ)に立(たつ)濃(こい)煙(けむり)、激(げき)しては眼(め)の裡(うち)に火花(ひばな)を散(ちら)し、窮(きう)しては涙(なみだ)の雨(あめ)を以(も)って大海(おほうみ)の水量(みかさ)をも増(ま)す。さて其外(そのほか)では、何(なん)であらうか? 性根(しゃうね)の亂(みだれ)ぬ亂心(らんしん)……息(いき)の根(ね)をも杜(とむ)る苦(にが)い物(もの)。……命(いのち)を砂糖漬(さとうづけ)にする程(ほど)の甘(あま)い物(もの)。
ーーーーーーここからの文章は少し、混沌というか、カオスっていうか。とにかく人様に見せるべき文じゃない。その上で、見届けるなら見届けてほしい。俺が得た「恋愛」。その「好き」ーーーーーー
このてつがくを書いていて、ふと、過ぎった面影が一人。
演劇部の、実質的には後輩になる。うちの学校は一貫校で中学の演劇部も一緒に活動している。誕生日もあまり遠くないから、年も大して変わらないが、一つ下の中3に、一人、好きな女の子がいる。
といっても、彼女への好きも、大体定義づいている。なーんか距離感が近くて、髪もサラサラで、微妙に声のデカい、大体俺好みの身長で。彼女への好きは、後輩とか、妹とかへの「好き」なんだろうとおおよそ定義している。でも、なんだかな、妹居ないから分からないけど、少なくとも他の後輩達より、自分と彼女の間の心理的距離が近い様に感じる。それは多分対話を毛嫌いして人との間に溝を作る自分の性分も関わってるだろう、即ち人と心理的距離を詰めれない自分がいるからだと思う。
でも、彼女はその溝をズカズカ乗り越えて耳元で大声で話してきた。多分そこだろうな。
ああ、うんわかってる。書けば書くほど陽キャ女子に勘違いするオタクですね、はい。
というか、俺がロリコンなのも関わってくるだろうな。
俺のロリコンは決してペドフェリアとかの幼女が好き、とかでは無く、生粋なロリコンで、中学生くらいの身長は140cm台〜150cm台。精神的にも未成熟。など、自分的なのルールを持っている普通の狂人なのだよ。(自分で言う?)まあ狂人は良く分からん人ではなく、自分のルールを持っている人と定義したのは自分だから、自分自身を狂人と認める事も仕方ないか。というか、ロリコンってのは恋愛対象の基準なんだよ。どの程度の人間を「好き」と認識するか、だから。まあ今の自分の年齢なら「歳下が好き」って言えば普通におかしくねえレベルだからええか。
というか、あーあー筆が逸れた。つまり、常識の定義範囲内の「好き」については多分、彼女が一番近いのかな。
「特定の異性に特別の愛情をいだき、 〜略〜 できるなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、〜略〜」ー『新明解国語辞典』第5版
肉体的な関係...つまりえっちしたいかって事だ。うーん、したい、と言えばしたいのかなぁ。
でも、どうせ大学行ったら鼻まで前髪長いヤリチンとかとえっちするやろうしなー。
というか、「好き」の中の全てに該当するけど「幸せになってほしい/でいてほしい」って欲がある。でもそれの幸せになる過程に、「俺が幸せにする」って選択肢は、あえて言えば選択肢の一つでしかない。
俺はどうしようもなく哲学家で、途方も無い旅人なんだ。未だ、自分も定義出来ていない。自分もわからないのに。
そんな俺よりも良い男なんていっぱいいるだろ。あの子はいい子でコミュ力も強いから、多分、そこそこ収入のいい、そこそこ優しくてそこそこ理解力のある男とくっついて、そこそこ子供作って、そこそこいい家住んで、そこそこいい人生を送るだろう。きっとそれが彼女の幸せだろうし、あんないい子とくっつく男も、さぞ幸せだろう。
きっと3、4人の男と、5、6回かそこらえっちするだろうよ。初体験はヤる事しか頭にないサークルのヤリチンの猿かなー
...。
.......。
うん、なんだろうね。なんだか、心に黒いモヤが渦巻いている様だ。
なんだよ、何が不満なんだ?勝手に人の人生推量して無礼だが、いい人生じゃ無いか。「好き」なあの子の幸せな人生じゃないか?
...。
なあ、それは正しい感情か?善な感情か?
ただ、ポツリ、ポツリ、そして、ドバ、と溢れ出した感情に耳を貸してみるなら、
「その純白は、いっそ俺が犯したい」
それが、彼女の幸せを願う奴の、心に溢れていい気持ちか?
わからない。ただ、彼女を想っているのは確かなんだ。
それが、哲学を、“ロマン”を愛する者がしていい思索か?
違う、これは、これは
これは、“エゴ”だ。
何がおかしい。ヤる事しか考えてない猿か、彼女を想い、そしてヤる事しか考えてない猿か。少しの差だろう。
そうだよ、どうせならクズでいいだろ。彼女の初めてを、極力、全力で、トラウマにならない様に、好き、と伝えて、犯す。
何がおかしい。俺、を、彼女の初めてに刻み込む。好きだから。それの何がおかしい。
わかったよ、「恋愛」の「仕方」は既にわかってる。持てる手札はフル活用しようか。いいさ、やってやる。目標は「付き合う事」そしてその奥の「純白を犯す事」。
刻み付けてやりたい。傷跡でも、汚点としてでもいい。あの純白の心に一生残り続けたい。この手で汚したい。それだけだった。
白いパレットほど、汚したくなるだろう。
わかったよ、「恋愛」が分かったよ。
ようやく定義付けられたんだよ。「攻略」だ。
これが、どれだけ俺の信条に背く行為だとしても。もう、変えることなんて不可能だ。