カルト宗敎に就て
話題に成ってたので……(2022-07-12)
直感
信敎の自由は尊い。
政敎分離が尊いかに就ては保留。(私の信ずる宗敎が私の屬する國の國敎に成ったらシンプルに嬉しいので)
政敎分離が望ましかったとしても、或る敎團が其の奉ずる理念を體現して吳れさうな政治家を應援するのは當然であらう。
また、此の政治家が此の敎團の應援に感謝の意を表するのも當然であらう。
此の政治家が此の敎團に對して有權者に明らかにせずに便宜を圖った場合は此の限りではない樣な氣がする。
贈收賄とか其の邊りの理路が適用せられさう。
此の場合は贈收賄と云ふ行爲が惡いのであって便宜を圖られた側が敎團だらうが營利企業だらうが個人だらうが一緒。
「カルト宗敎は人から金を卷き上げるから惡い/法的に規制すべき」と云ふ說に就ては「惡いのは『金を卷き上げる(妥當な判斷力を奪ったり脅迫したりして財やサービスを搾取したり反文明的行爲をやらせる)行爲』であって、似た方法で金を卷き上げてゐるなら宗敎團體でなくても營利企業(所謂ブラック企業)や非營利組織や個人であっても責められるべきは一緒だらう。」と思ふ。
「某黨の某議員は某敎團のイベントに參加してた! 癒著!」の說に就ては「其の議員、某敎團とは全然關係無い別の敎團のイベントにも普通に參加してたで。(見た)」と思った。
例の敎團に限らず色んな敎團が世の中にはあり、今日日態々「敎團」を作って活動してる人らは方向性の差こそあれ所謂保守的價値觀を稱揚し勝ちなので、保守的政治家がさう云ふイベントに出るのも別に不思議な事とは思はれない。
當然乍ら、或る敎團が其の敎義として反文明の行ひを爲す樣勸めてゐるなら、其の敎團は敎團として反文明の罪を負ふ事に成らう。
「家族が邪敎に嵌って全財產摺って了って一家離散!」ってのは悲劇かも知れないけど「家族がFXに嵌って〜」「家族がVTuberに嵌って〜」「家族が賭博に嵌って〜」「家族が民閒療法に嵌って〜」見たいな話と構造的に何ら變る所は無く、邪敎を彈壓したら無くせる樣な話ではないと思ふ。