観察の練習
私が普段行なっている「観察」という行為について、53の事例をコラムの形で、「観察の練習」という本を著しました。
この世界に溢れている様々な工夫や現象に対する驚きや面白さを、どうすれば気づけるのかのヒントになれればと思います。
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著者:菅俊一
編集:内沼晋太郎+後藤知佳(NUMABOOKS)
ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)
出版社:NUMABOOKS
発行日:2017年12月4日
定価:1600円(税別)
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はじめに/この本の読み方
第1章「痕跡から推測する」
1‐1 平らに見える歩道の正体
1‐2 無意識に取る最短経路
1‐3 整列されたゴミ
1‐4 箱の中の記録
1‐5 最低価格の掘り出し物
1‐6 自力で動きを予測する
1‐7 現場検証の限界
第2章「先入観による支配に気づく」
2‐1 見慣れた組み合わせ
2‐2 ソースの描く軌跡
2‐3 最短ルートは店の中
2‐4 胃内皮、腸フ、科科科
2‐5 泡立たない洗剤
2‐6 無表情なボタンが生む不安
2‐7 デフォルトの逆転
第3章「新しい指標で判断する」
3‐1 センサーに反応させるための指
3‐2 おいしさの定義
3‐3 音による手がかり
3‐4 単位が変わると見えてくる
3‐5 ◯◯として、見てください
3‐6 システムの裏をかく工夫
3‐7 後付けの目印
第4章「その環境に適応する」
4‐1 薄いゴミ箱の設計理念
4‐2 窓から見えた看板
4‐3 雪国に最適化されたゴミ収集所
4‐4 シャッターの内側は
4‐5 駐輪場の使い方
4‐6 物言うシャツ
4‐7 三つの顔を使い分ける
第5章「世界の中から構造を発見する」
5‐1 一度の操作で二つの機能
5‐2 作り足されたレイヤー
5‐3 「いらっしゃいませ」が含む意味
5‐4 赤青鉛筆の秘密
5‐5 エラーの生まれ方
5‐6 冬の夜のサイレン
5‐7 包み紙によるメッセージ
第6章「理解の速度を推し量る」
6‐1 顔に見えるメールアドレス
6‐2 「普通」が分からなくなるとき
6‐3 お釣りの渡し方
6‐4 「使用禁止」の伝え方
6‐5 白線の中と外
6‐6 とっさに押す方のボタンは
6‐7 誰でも分かるエラーの形
第7章「リアリティのありかを突き止める」
7‐1 生々しさの発生
7‐2 シワの取られた千円札
7‐3 理想の風の姿を見る
7‐4 因果関係をでっち上げるタイミング
7‐5 記憶の糸口
7‐6 風を増幅する装置
7‐7 潜在的にある記憶
第8章「コミュニケーションの帯域を操作する」
8‐1 地下を流れる綺麗な液体
8‐2 新しい注意の作り方
8‐3 騒音をすり抜ける声
8‐4 強引な解釈を要求する矢印たち
8‐5 見慣れた言葉が指し示すもの
8‐6 串焼きメニューのプロトコル
8‐7 先回りして用意された注意
おわりに
初出一覧/著者プロフィール