第1回 悪人は存在するか?
主な引用
スマホ時代の哲学
こちらの本では、特段アイヒマンについては触れられていませんでした。
紹介されていたのは、エルサレムのアイヒマン - 悪の陳腐さについての報告の著者のハンナ・アーレントの別の著作である「全体主義の起源」で書かれていた、孤独と寂しさについての違いについての話でした。
武器になる哲学
世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか
悲観的世界観と人間観 (note)
上記以外は下記のそれぞれの箇所で言及しています。
上記3つは著者が全員同じであるため、もう少しバランスよくインプットして話ができた方が良かったですね。
本文
アイヒマン実験
アドルフ・アイヒマン
アイヒマンとアイヒマン実験からわかること
ハンナアーレントのエルサレムのアイヒマンに書いてある
エルサレムのアイヒマン - 悪の陳腐さについての報告
ハンナ・アーレント(字幕版)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/0QZ4VGLYQGTSYO690PVL1XQJ54/ref=atv_dp_cnc_0_0
悪人がいるわけではなく、悪とは、システムを無批判に受け入れることである
そして、人間はアイヒマン実験で示されるように、受け入れてしまうことがほとんど
身近な例
部活動の話
コーヒーのバリューチェーン
オウム真理教をアイヒマン的に考察してみる
幹部の人たちが東大、京大とかの出身の人が多かった
なぜその人たちが入ったか?
わかりやすく昇進できる、登りやすいシステムがあった
3段階くらいの階級があって、ちゃんと勉強すれば階級を上がっていけるらしい
オウム真理教の階級
https://ja.wikipedia.org/wiki/オウム真理教の階級
最後の方は複雑化している、仏教とかは現世で悟りが開けるとは限らない、という前提があったりする
学歴エリートだったけど、仕事はできなかった人が、評価される場所を求めてオウム真理教に行った
システムとしては良くない方向に動いていたけど、システムの中で高い評価を得るために行動していたら、結果的に残虐な事件を引き起こしてしまった、ということ
イデオロギーと宗教の違いにも繋がるけど、対して変わらない
イデオロギーは科学をベースとした上でそれで立証できないような証明不可能な事実は突きつけず、現代の考えベースで作られたもの?
共産主義やナチスドイツもイデオロギーなのか、宗教なのか、難しい。
生物の進化論を使ってナチスは自分たちの優位性を示した。それは今考えればわかるが、昔は間違ってることを立証できなかった
アイヒマン実験の10年後に公開されたアンケート
人間はベースとして悪である、という悲観的な人間観に囚われてしまう
アイヒマンの裁判と同タイミングで研究発表していて、それによってスタンレー・ミルグラムは非常に注目を浴びた
研究者もお金を獲得していく必要がある、という背景がある
人間はバッドニュースに飛びつく
不倫、殺人、事故など
これはネガティビティバイアス
2017年の飛行機の死亡事故が0件だった、これは初めての年だけど、ほとんどの人が聞いたことがない
ジェット機の死亡事故ゼロ 17年、安全性向上
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27288480T20C18A2000000/?n_cid=TPRN0003
Twitterみたいなアカウントとかね。
Win-sessionとかをやる理由でもある
メディアとかが注目を集められるから、悲観的人間観の形成を助長している
社会と人間の関係性が垣間見えた