サピエンス前史 台本
サピエンス前史を遂にやろうと思う
あんまり知られてないからね
サピエンスが誕生するまでの生物の進化の歴史は面白いよね
ハラリさんの人間はストーリーで団結して動ける動物である、という話ではないですね
サピエンスが持つ生物としての特徴を獲得するまでの軌跡を描いた本です。
70個の特徴をもとに追っていきます。
つらつらほんの通りに話しても面白くないので、ちょっとしたクイズ形式でやっていこうかなと思う。この辺で陸に行くけど、何が必要でしょう!みたいな。そのために獲得しわけではないから注意だけどね。
最初は、カンブリア紀に、脊椎動物が誕生し、そこですでに目を持っていた、という話から始まります。
ここから超壮大なストーリーが大量の壁を乗り越えながら始まります。
といきたいところなんですが、カンブリア紀って何?っていう話と、その壁がどういったものがあったのか、というのを最初に話ししてしまってから、ストーリーに入ろうと思います。
そのほうがありがたみを感じれるはず。
色々絶滅の仮説については話をしてきたけど、これはあくまで一つの仮説であって、確実にこのメカニズムで、というのは確認できていない、ということには注意をしてね。
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【界】動物界 (Kingdom: Animalia)
└─【門】脊索動物門 (Phylum: Chordata)
└─ 【亜門】脊椎動物亜門 (Subphylum: Vertebrata) - 背骨を持つ仲間
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├─ 魚類 (Fish) - ここで水中生活に適応したグループが大きく分岐 🐟
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└─ 四足動物 (Tetrapoda) - 陸上に進出した仲間
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├─ 両生類 (Amphibia) - 幼生は水中で生活する仲間(例:カエル)🐸
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└─ 有羊膜類 (Amniota) - 乾燥に強い卵を持つ仲間
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├─ 竜弓類 (Sauropsida) - 恐竜や現在の爬虫類・鳥類へと繋がるグループ 🦎🦅
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└─ 単弓類 (Synapsida) - 哺乳類へと繋がるグループ
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└─ 【綱】哺乳綱 (Class: Mammalia)
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├─ 単孔類 (Monotremata) - 卵を産む哺乳類(例:カモノハシ)
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├─ 有袋類 (Marsupialia) - 未熟な状態で産み育児嚢で育てる(例:カンガルー)
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└─ 有胎盤類 (Placentalia) - 胎盤で子どもを育ててから産む仲間
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├─ 【目】霊長目 (Primates) - 私たちヒトの仲間 🙋
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├─ 【目】食肉目 (Carnivora) - イヌやネコの仲間 🐺😼
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├─ 【目】齧歯目 (Rodentia) - ネズミの仲間 🐭
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└─ 【目】鯨偶蹄目 (Cetartiodactyla) - クジラやウシの仲間 🐋🐄
(※近年、鯨類は偶蹄類(ウシやカバ)に非常に近縁とされ、同じ目にまとめられています)
最初の脊椎動物は目を持っていた
2-3センチ、メロコンマビア
魚で顎がなく、鱗もヒレもない、歯もない、が目はあった
カンブリア紀
食べるためには水を飲み込み養分を吸うだけ
脊椎動物が生まれと時、世界は海だけ、陸はあったけどただの荒野
そこから数億年かけて植物が水辺から陸へ、そして、すべての大陸は集合していく。超大陸パンゲアへ。
その途上が古代シルル紀の初頭。
途中
魚はまず歯を獲得し、その後顎を獲得したことで他者を攻撃することが可能に、初めての武器
そこから4億年前のデボン紀にはいり、腕、首、腰の骨を獲得
ここから陸へ。何が必要?
脚
これを獲得することで四足動物に
ここは教科書なら両生類と言われるが、近年はそう呼ぶにはまだ原始的すぎるということで四足動物の一種と呼んでる
アカントステガは指を同時に獲得していた。60センチくらい。
重力は支えられないので水中生活者。移動器官ではなく、川底で落ち葉などかき分けるために利用。
肺
デボン紀が終わる前に上陸するが、そのために必要になるのが肺。肺はアカントステガは持っていた 完全ではないが。二つの肺がそれぞれすべての器官に接続されることで空気呼吸が可能に。
昔から脊椎動物は肺を持っていた可能性がある
羊膜
もう一つ繁殖するために空気は通すが水は通さない羊膜が必要。羊膜とカルシウム性の硬い殻を獲得したことで陸上で完全に生活できた。これがないと卵がすぐ干からびる。
有羊膜類と呼ばれ、人類もここに入る
これを獲得したのがディアデクテス類。両生類ではあるが、現存する両生類種とは系譜が異なる。
途中グループ分かれる説明。恐竜は人間にならないよ!
そこから竜弓類と単弓類に分かれる
竜弓類は今爬虫類である亀や蛇、恐竜もそう。
単弓類は哺乳類とその他だけど、今は哺乳類だけ
面白いのはこの二つは独立した二つのグループとして誕生した。爬虫類から哺乳類になってない。
人類を遡っても恐竜にはならないよ。
単弓類の特徴として、一つの側頭窓が左右に空いてて、顎の筋肉の収納先に。
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陸上で素早く動けるように。何が必要?
横隔膜
進化するにつれて脊椎周りや胸椎が進化して、横隔膜が誕生し、肺呼吸を有利に。
横隔膜は、胸とお腹を隔てているドーム状の筋肉です。息を吸うとき、この横隔膜が収縮して下に下がります。すると、胸腔(肺が収まっている空間)の体積が縦に広がり、内圧が下がります。
陰圧の利用: 胸腔の内圧が外の気圧より低くなる(陰圧になる)ことで、空気は自然に肺の中へと流れ込みます。これは、注射器のピストンを引くと液体が吸い込まれるのと同じ原理です。
肋間筋との連動: 同時に、肋骨の間にある肋間筋も収縮し、肋骨を持ち上げることで胸腔が前後に広がります。
横隔膜と肋間筋が連動することで、胸腔を効率的に大きく広げ、一度にたくさんの空気を肺に取り込むことができるのです。
カエルが喉をリズミカルに膨らませたりへこませたりしているのを見たことがありませんか?あれがまさに頬ポンプ呼吸です。この呼吸方法は、主に**両生類(カエル、サンショウウオなど)や、一部の魚類(肺魚など)*に見られます。
https://gyazo.com/285b629fb1587f1f5c4588dac553b0e3
汗腺
その後汗腺を獲得
これが乳腺につながったと言われる、作りが近い
殻がやわからかかったので、水分蒸発しないように汗を使っていた説?オフテンダルの仮説 四肢が胴体の下に伸びる
人につながる
爬虫類と違うのは、四肢が胴体のほぼ下に伸びる
体を持ち上げるためにエネルギーを使わなくて良くなる、骨で立てる
他の筋肉を動かすのにエネルギーを使えてアグレッシブだっただはず
加えて、動く時に片方の肺が圧迫されるので、もう片方が膨らむ。そのために動くとかなりすぐに呼吸が苦しくなる。
内温性
体の中で熱を作れる、徐々に獲得
ただ多くの食料を必要としていた、とみられる
今は哺乳類と鳥類だけが持つ
海棲生物の81%、陸生生物の69%が絶滅
獣弓類も再編成を余儀なくされる、幸か不幸か
超大陸パンゲアの時代