集団ヒステリー
一定の集団内で多数の人にヒステリー症状、すなわち、痙攣(けいれん)、失神、歩行障害、呼吸困難などの身体症状、または興奮、恍惚状態などの精神症状が伝播すること。 通常は感情、関心、利害の共通である学友、寮仲間、小集落の住民、宗教団体などの親密な関係をもつ小集団内で、発端者がなんらかの症状を呈し、それが間もなく他の構成員につぎつぎと伝播する。
続発者からその集団以外の人に伝播することもある。
また、一定の集団が突発的に同じ異常行動を呈し、発端者が不明の場合もあるし、報道によって相互に面識のない人々に類似の症状が伝播することもある。
不安による集団ヒステリーが社会規模で広がると、普段であれば理性的に対応できる人も、どんどん追い詰められていく