野球害毒論
野球は社会や若者に悪影響を与えるという批判があった
1. 野球は多大の時間を必要とすること
2. 野球に熱中するあまり学業成績が不良であること
3. 選手は粗暴や虚栄に流れやすく、酒色にふけって、品性が劣悪に傾くこと
4. 近時流行している野球の応援のようなものも不真面目に陥る傾向があること
5. 野球は身体の発育に有害であること
新聞販売数が伸びて新聞各社は大喜び
そしてこの野球害毒論争は決着がつかぬまま、いつの間にか収束した
井上ひさし - テレビドラマ化もされた小説「下駄の上の卵」で、「野球害毒論」を真に受けて野球をあきらめた博物館長が登場する。戦前と戦後の報道姿勢の急激な転換とダブらせて風刺している。
いだてん〜東京オリムピック噺〜