逆機能
正機能との対置概念。
従来の 機能主義の目的論的性格を補正して発展させるために ロバート・K・マートンによって提起された。
機能的要件としてのある事象の観察結果が、
その事象を含む上位体系の存続、均衡、安定、問題解決などに対して
促進的であれば正機能と呼ばれ、
阻害的に作用していれば逆機能となる。
現実的にはこの2つの機能を同時に果す場合が多く、しばしば 観察者の価値観の相違による。
重要なことは、人々は意図して、あるいは好んで逆機能を求めるのではなく、それを回避しようとするのが普通である。
したがって、逆機能はある活動の意図しない、あるいは予期しない 結果として生じるのである。
dysfunction
正機能 、順機能(eufunction)
機能主義社会学