認知発達
認知機能は誕生の瞬間から、生得的に組み込まれた 機構を使って、活動を開始する。
光に眼球は反応するし、動く 物体を追視することもできる。
生後二カ月くらいで、すでに意味のある 絵のほうをよく見る 傾向を示す。
環境から膨大な情報を取り込んで、知識として長期記憶に貯蔵していく。
これが初期学習である。
一定量の知識が貯蔵されると、その知識を最大限に活用して、さらに学習が進む。
ピアジェは、この過程を同化と調節ということばでモデル化している。
同化とは、与えられた情報を貯蔵されている知識のなかに取り込むこと、調節とは、貯蔵されている知識の更新・変更によって情報を取り込むことである。
同化できる情報のときは「よくわかる」、調節を促す情報のときは「はてな」という主観的な体験をもたらす。
同化と調節がほどよく行われているとき、知的に適応しているという。
cognitive development
認知(cognition)+ 発達(development)