社会主義国家
古典的マルクス主義によれば、社会主義の指標として「国家と階級の死滅」があげられており、それへいたる過渡期にプロレタリア独裁国家の必要性が説かれる。 したがって、その意味からすれば、社会主義国家といわれているのは、理論的にはプロレタリア独裁国家のことにほかならず、社会主義国家ということが、形容矛盾であるといわねばならない。
しかしながら,スターリン以後のマルクスレーニン主義に従えば、社会主義においても国家は残り、階級闘争も残存するとされ、「一国社会主義建設」のもとに社会主義国家は理論づけられている。