生存者バイアス
現在生き残っているものを抽出してしまうことで、生き残らなかったものを考慮に入れないために、バイアスがかかってしまうという現象。
「むかしの子供は丈夫だった」
「わたしはこうして成功した」というような大富豪の自叙伝を読んで、同じようにやれば成功するのだろうか。
成功者と同じことをしても、失敗したひとは大勢いる。
同じようなことをやりながらも、たまたま成功したひとだけが自叙伝を書けるだけである。
ひとりの成功者の陰には、数多くの失敗者がいるのだ。
失敗者は自伝を出版できない。
成功者のみが自伝を出版できるというバイアスがかかっているのだ。