環境の調整
環境の調整
一般にrcファイル と呼ばれる スクリプトによって、システムの起動時のインタラクティブシェルの設定など、起動時に毎回実行しなければならない作業を指定することができるようになっている。
つまり、システムの設定管理や利用者の環境設定は一種のシェルプログラミングであるといえる。
したがって、シェルスクリプトによって、コマンドを作成する必要がないと考えている利用者にとっても、自己の環境設定のためにシェルプログラミングは必要なものなのである。
環境変数による調整
すべてのUNIXプロセスは、特定の環境下で走る。
ひとつの環境は環境変数のテーブルで構成されており、それぞれの環境変数には値が設定されている。
それぞれのプロセスは、それ自身のテーブルを持っている。
環境変数は固有の名称を持っており、それらは大文字で書かれることになっている。
シェル変数による調整
シェルはシェル変数という内部変数の集合を保持している。
これらの値は、シェルを指定した方法で機能させるために使用する。
すべてのシェル変数は固有の名前を持っており、変数の値は通常は文字列によって成り立っている。
シェル変数はシェル自身が使用するために内部的に保持している変数で、その他のプログラムがアクセスすることはできない。
スタートアップファイル
UNIXでは、ユーザは環境を自分の好きなようにカスタマイズすることができ、ログインするときにカスタマイズを反映させて立ち上げることができる。
それを行なうには、個人のスタートアップファイルを作成しなければならない。
スタートアップファイルはテキストファイルでホームディレクトリに含まれ、そのユーザがログオンしたときに常に自動的に実行されるコマンドを含めておくために使用される。
多くの環境変数やシェル変数の定義を含むことも多い。
スタートアップファイルは実はシェルスクリプトである。
#shell
環境調整
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