正字通
中国の字書。明の張自烈の著。のち清の廖文英がその原稿を手に入れて自著として刊行した。
12支の符号を付した 12巻をそれぞれ上中下に分け、部首と画数によって文字を配列して解説を加えたもの。
形式をほぼ明の梅膺祚 (ばいようそ) の『
字彙
』にならいつつ、その誤りを正し、訓詁を増したものであるが、本書自体にも誤りは少くない。
『字彙』とともに『
康熙字典
』の基礎となった。
清の胡宗緒に『正字通芟誤 (さんご) 』の著がある。
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