概念データモデル
概念データモデルとは、対象とする現実世界を抽象化して客観的に作成される。
このため、個別の目的や物理的な制約から独立し、ITの変化に影響を受けない安定的な構造となる。
概念データモデルは、中長期のシステム構想やその戦略の定義に用いられるとともに、個別業務アプリケーションのデータベースを設計するときの指針となる。
概念データモデルは、データベースの設計段階で、企業全体のデータ体系をモデル化するものである。
企業全体のデータを分析、解析し、ダイアグラムなどを用いて表現される。
この表現は、誰が分析しても同じ結果で、わかりやすくなくてはならない。
企業全体の業務を対象とし、データの整合性がとれている
データの意味、認識を主に表現する
データの関連を明確にする
できるだけ自然な表現で表現する
データ中心設計(DOA)のデータベースの為に作成され、ERモデルを利用して表現することが多い。
DBMSやコンピュータシステムには依存せず、コンピュータ化されない部分に関しても記述される。