株価
上場会社の株価は証券取引所での約定価格、店頭登録会社の株価は証券会社の店頭における売買価格である。
基本的にオ-クション取引か相対取引かによって決められている。
株価モデルとしては、
配当割引モデル、
利益割引モデル、
キャッシュ・フロ-割引モデル、
資本資産評価モデル、
裁定価格理論
などがある。
株価を決定する要因にはさまざまなものがある。
景気動向、
金利動向、
通貨供給、
為替相場動向、
物価、
商品市況、
海外金融市場動向、
政局の動向、
財政政策、
税制政策、
規制緩和政策、
企業収益の変動、
配当状況、
財務政策、
M&A、
買占め、
新製品開発、
工場の災害や事故、
業種、
企業規模、
外国人投資の動向、
信用取引、
裁定取引、
投資信託の設定
などである。
だが、基礎となるのは景気、企業業績、金利の3つであり、最終的に株価を形成するのは利益というのが普遍原則である。 株式市場の動向をみる代表的な指標として、上場銘柄については225種日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)がある。
日経平均株価は、225銘柄の株価合計/除数、という計算式で、TOPIXは、東証第一部銘柄について(比較時価総額合計/基準時価総額)×100という計算式で算出され、取引のあった日は毎日公表されている。
店頭銘柄については、日経店頭平均と店頭ジャスダック指数が発表されている。
代表的な投資尺度としては、
配当利回り(1株当たり年間配当額/株価×100)、
PER(株価収益率:株価/1株当たり利益)、
PBR(株価純資産倍率:株価/1株当たり純資産)、
PCFR(株価キャッシュフロー倍率:株価/1株当たりキャッシュフロー)、
ROE(株主資本利益率:税引き利益/株主資本)
などがある。