昔話の形態学
著者は100の昔話を行為の類似と捉えて定項と呼び(生まれる、禁ずる等の動詞)、31の物語機能に整理した。
また、これら機能の様々な実現の仕方を可変項と呼び(主人公や目的等の主語、目的語、修飾語、補語で表される違い)、物語をバージョン化する機能の器とした。
昔話の機能の数は少なく、物語の継起も一定であることがわかれば、現代の物語の語り方にも同様の形態が見いだせる。
バーバ・ヤーガ