政体循環史観
共和政ローマ時代、前2世紀の歴史家
ポリビオス
がその著『歴史』のなかで展開した、一種の歴史理論。
ポリビオスによれば、ギリシア・ローマの歴史には、その政治形態において、君主政→暴君政→貴族政→寡頭政→民主政→衆愚政→君主政、という循環がみられるという。
このようにポリビオスは歴史のなかに一定の法則性を見いだしており、それを政体循環史観と言っている。
政体循環論