所属集団
個人がある集団に所属していると自覚し、かつそのことが他の人によっても認められているとき、その集団を個人にとっての所属集団という。
この場合、ある集団に所属しているという自己および他者による主観的認知は、同時に所属の客観的状況に基づくものでなければならない。
所属の客観的状況とは、個人が集団において一定の役割を果たしているということである。
客観的にはある集団に所属していても、心はその所属集団から離れて、機会があればそれから離脱しようとする場合がある。
このようなときは、所属集団は、準拠集団(自己の態度や思考に影響を受ける集団)にはならない。