属人思考
属人思考と属人風土
提案・発言の当否が、発言者が誰かということによって大きく左右される組織風土。
案件の細部に対する注意がおろそかになる。
反対意見が躊躇される。
意見の貸し借りが起こる。
新分野での判断が誤りやすくなる。
誤りが正しにくくなる。
イエスマンがはびこる。
組織の自己評価が甘くなる。
無理な冒険を生む。
属人風土の測定尺度
相手の対面を重んじて、会議などで反対意見を表明しないことがある。
会議では、同じ案でも誰が提案者かによってその案の通り方が異なることがある。
トラブルが生じた場合「原因が何か」よりも「誰の責任か」を優先する雰囲気がある。
仕事ぶりよりも好き嫌いで人を評価する傾向がある。
誰が頼んだかによって仕事の優先順位が決まることが多い。
気づくこと
危機管理は叫ばれていて、問題提起もされていたが実行に移されなかった。
むしろ、解決より隠蔽にエネルギーが注がれた。
隠蔽を推進した人物ほど昇進しやすい。
多くの人が気づいていたのに、告発はなされなかった。
やはり、組織風土の問題が大きい。