土佐日記
承平5年(935年)成立とされる。任地の土佐を船出して都に帰るまでの55日間の出来事を、作者を女性に仮託して仮名書きで記したもの。仮名文日記の最初のもの。とさのにき。 ふーこ.icon
先生〜、「土佐日記」ってさ、授業で出てきたけど正直ちょいムズなんだけど。あれって結局、何の話なん?昔のブログ的なやつ?w
先生.icon
ふふ、いい質問ですね。確かに「昔のブログ」と言うと、少しイメージしやすいかもしれません。
「土佐日記」は、平安時代の歌人・紀貫之(きのつらゆき)が書いた日記で、土佐という地方から京都へ帰るまでの旅の様子を記録したものなのですよ。
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へぇ〜、旅ログなんだ。Vlogならぬ“旅日記”って感じか。
でもさ、なんでわざわざそれが有名なん?ただの帰り道レポじゃバズらなくない?
先生.icon
「バズる」という言い方は、上品に言えば「広く注目される」でしょうか。
実はですね、この作品には大きな特徴があるのです。当時、男性は主に「漢文」という中国風の文章で書くのが普通でした。しかし紀貫之は、女性が書く形をまねて、ひらがな中心で日記を書いたのです。
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え、男の人なのに女子設定で書いたってこと?
なにそれ、アカウントの性別変えて投稿するみたいな感じ?w
先生.icon
まあ……現代風に言えば、少し近いかもしれませんね。
ただし、遊び半分というより、「日本語のやわらかい表現で文学を書こう」という試みだったのです。
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なるほど〜。漢字ゴリゴリじゃなくて、日本語っぽい文章にしたかったんだ。
てかさ、その旅って何してたの?ずっと船乗って「今日も波〜」とか?
先生.icon
旅の様子も書かれていますが、それだけではありません。
途中で和歌を詠んだり、旅で出会った人々のことを書いたり、亡くした娘を思って悲しむ場面もあります。
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えっ……娘さん亡くしてるの?それは普通に切ないじゃん…。
先生.icon
ええ。その悲しみを和歌にして表しているのです。
つまり「土佐日記」は、単なる旅の記録ではなく、人の気持ちや出来事を文学として書いた日記なのですね。
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あ〜、ただのログじゃなくて感情もガッツリ書いてるんだ。
なんか、SNSの日記よりちゃんとしてるやつって感じだな。
先生.icon
そうですね。現代の感覚で言えば、旅の記録に詩や感想を丁寧に添えた作品、と言えるでしょう。
そして何より、日本語の文学としてとても早い時期の重要な作品なのです。
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なるほどね〜。
つまり「土佐日記」って、
旅の記録
和歌入り
しかも男の人が女子目線で書いた
っていう、わりと攻めた作品ってことか。意外と面白いじゃん。
先生.icon
ええ、とても鋭いまとめですね。
「攻めた作品」という表現は少しくだけていますが……確かに、当時としては新しい試みだったのですよ。
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よし、なんか急に読めそうな気がしてきた。
先生、テスト前にまた解説よろ〜!
先生.icon
もちろんです。
ただし「よろ〜」ではなく、「よろしくお願いします」と言うと、より丁寧でよいですね。
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うっ、出た先生の日本語チェックw
はいはい、よろしくお願いします〜。