出世払い
出世または成功したときに借金を返済すること。また、その約束。
転じて、年長者が若者に、特に期限を設定せずに金を貸したり、支払いを猶予したりすること。
民法上解釈
法的に「出世払い」を条件か期限のどちらに解釈するのかが論点になるが、大審院大正4年3月24日の判例は、期限(不確定期限)と解釈した。
よって、法律上は出世払いであっても返済の義務があり、貸した方に「これ以上出世の見込みが無い」と見限られれば、その時点で全額返済の義務が生じる。
いわば期限の利益喪失と同じ考え方である。
税法上解釈
税法上では贈与とみなされ、贈与税が課される
期限(法律) - 出世払いの期限を判例は、不確定期限(将来来ることが確実であるが、いつ来るか不明な期限)としている。