全二重
双方向通信において、同時に双方からデータを送信したり、受信したりすることができる通信方式のこと。
一つの周波数帯で行えるデータ通信は1方向に限定されるため、回線を上り用と下り用の2本分用意するか、もしくは1つの回線の向きを定期的に逆転させて使用するが、前者の場合を全二重通信、後者の場合を半二重通信という。
例えば、Ethernetの100BASE-TX仕様では全二重通信を行なった場合、上りまたは下りはそれぞれ100Mbpsの速度だが、ケーブル上の転送速度は最大で実質2倍の情報量を転送しているといえる。