中庸
1. かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。
2. アリストテレスの倫理学で、徳の中心になる概念。過大と過小の両極端を悪徳とし、徳は正しい中間 (中庸) を発見してこれを選ぶことにあるとした。
3. 中国、戦国時代の思想書。1巻。子思の著と伝えられる。「礼記」中の一編であったが、朱熹が「中庸章句」を作ったことから、四書の一として儒教の根本書となった。天人合一の真理を説き、中庸の誠の域に達する修養法を述べる。
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