レポートの書き方:アウトラインの作成
アウトラインの作成
文章
文章はきちんと書けているか?
全体を通して、首尾一貫していて、矛盾がないか?  
段落(パラグラフ)
一つの段落が一つの内容となっているか?
一つの段落には一つの話題(トピック)が基本である。
段落は、
その段落の話題を端的に示す文(主題文 : トピックセンテンス)と、
それを説明あるいは補足する文(支持文 : サポートセンテンス)と
で構成される。
主題文は段落の初めにあるのが望ましい。
ただし、日本語の文章では、それがなかなか難しい。
前の段落との論理的関連性が保たれているか?
前の段落とは直接関係ない話題を、いきなりもちだしてはいけない。
前の段落と次の段落との関係が、読んでいてはっきりわかるような工夫をしているか?
たとえば:
前の段落で述べたことをふまえながら論を発展・展開させるのか
前の段落で述べたこととは別の観点から問題を捉え直すのか
前の段落で述べたことと反対の立場で考えてみるのかが、読んでいてすぐわかるような書き方をしなければならない。
一つの段落が長すぎたり、短すぎたりしていないか?
パラグラフライティング(paragraph writing)を技術として身に着けておく必要がある。
文(センテンス)
主語と述語がきちんと対応しているか?
長すぎる文はできるだけ避ける。
1つの文にいくつもの情報を詰め込んではならない。
途中で話の方向が変わったりして、文の初めと終わりが食い違ったり、ずれが生じたりする。
前の文と次の文との論理的関連性が保たれているか?
前の文との論理的関連性が保たれているか?
前の文とは直接関係ないことを、いきなりもちだしてはいけない。
前の文との関係
前の文で述べたことを説明する、補足する
前の文で述べたこととを受けて話を発展させる
前の文で述べたこととは別の話題に移る
…など
が、読んでいてはっきりわかるような工夫をしているか?
一つの文章が長すぎないか?
修飾語と被修飾語は可能な限り接近しているか?
語(ワード)
適切な語が使われているか?
意味もよく分からず使っている語がないか?
不正確な使い方をしている語がないか?
話し言葉、俗語、流行語などを使っていないか?
同じ語を異なる表記にしていないか?
文字
漢字や仮名遣いに間違いはないか?
接続詞・接続語・接続表現を上手に使いこなしているか?
論理的な文章を書くための基本である。
順接 :「だから」「それで」「したがって」「それゆえに」「すると」「それでは」
逆接・反意・対立 :「しかし」「けれども」「逆に」「それにもかかわらず」「それに対して」
並列・累加 :「また」「ならびに」「および」「かつ」
添加 :「そして」「それから」「さらに」「なお」「その上」「(…だけでなく、)…もまた」
対比 :「一方」「逆に」「反対に」
対照・対立 :「一方では…、他方では…」「確かに…、しかし…」「理論的には…、しかし実際には…」
選択 :「または」「それとも」「あるいは」「もしくは」「…か、…か」「…か、あるいは(または、さもなくば)…」「…でもなく、…でもなく」
補足 :「なお」「ただ」「ただし」「もっとも」
言い換え・要約・説明 :「つまり」「すなわち」「要するに」「言い換えれば」
例示・例証 :「たとえば」「このように」「その例として」「例をあげれば...」
転換 :「さて」「ところで」「それでは」「では」
列挙 :「第一に…、第二に…、第三に、…」「まず…、次に…、最後に、…」
類比 :「と同様に」「に似て」「まるで…であるかのように」
原因・理由 :「なぜなら」「というのは」「というのも」「…ゆえに」「…によって」「…のせいで(のおかげで)」
条件・仮定 :「もしも」「仮に…」「…ならば」「...だとすれば」
譲歩 :「しかしながら」「…であるにもかかわらず」「たとえ…であっても」
制限 :「ただ単に」「…だけ」
目的 :「このために」「…のために」「…を目的として」
結果・帰結 :「だから」「こうして」「したがって」「それゆえ」「その結果」「…の結果として」
結論 :「以上のように」「このように」「結局」「結論として」「結論すれば」
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