マンマシンインターフェース
マンマシンインターフェースとは、人間と機械との接点のことである。 一般的には、人間が機器から情報を受け取ったり、機器を操作するための仕組み、規約、機器、ソフトウェア、作法、考え方などを総称したもの。
一般に、マンマシンインターフェースは、人間が持っている様々な特性を理解したうえで使いやすいように設計されたものがよいとされている。
例えば、入力画面の場合は、入力項目の配置が視線の動きに合っていること、マウスなどの動作距離が少なく動作順序に無駄がないこと、ヘルプを用意しミスに対する配慮がなされていることなどが挙げられる。
マンマシンインターフェースの語は、性差を含んでいるということから、ヒューマンインタフェースと言い換えられることも多い。
ただし、ヒューマンインターフェースはより人間との親和性が重視された概念であるとして区別する見方も存在する。
あるいは、ユーザーインターフェースと言い換えられることもあるが、こちらはオペレーティングシステム(OS)の操作体系の意味で用いられている場合が多い。
パソコンでの入力用マンマシンインターフェースとしては、キーボードやタブレット、マウスなどがある。
出力用にはディスプレイ、プリンタ、スピーカーなどがある。
ディスプレイの画面に表示されるアイコン、ウインドウ、メニューやエラーが起きたときに出る音などもマンマシンインターフェースの一つである。
安全確保の観点からマンマシンインターフェースの最適設計に取り組んできたのは航空機、原子力、プロセス工業、自動車産業分野であり、その成果を踏 まえて産業施設の制御室等マンマシンインターフェースの規格、標準の制定がISO、IEC において急速である。
これらの一部にはわが国学界の知見も反映されているし、こうした成果は一部は既にJIS 化しているところである。
原子力分野や化学工業分野では操作室/操作盤や保守管理環境の設計に関する研究開発が実施され、人がチームとして操作を行う制御室にあっては大型表示板を 用いた情報共有環境、プラントの安全確保上重要なパラメータが誤解されることなく理解されるようなCRT 画面の表示方式が実用化してきている。
また、航空機安全の分野では、ヒューマンファクターを考慮した航空管制、コックピット設計の改善が常に求められて、様々な研究が行なわれ てきている。
ユーザインタフェース
ヒューマン・インタフェース・デバイス
ブレイン・マシン・インタフェース