ポケット一つ原則
置き場所を一箇所に限定する
電車にのって、改札口を出る時に、切符がどこにいったかわからなくなるという経験は、誰でももっている。
こうした事故が起こるのは、背広にポケットがいくつもあるからだ。
たくさんあるポケットの、どこに入れたかわからなくなるのである。
もし背広のポケットが1つしかないとすれば、このような事故は起きないだろう。
つまり、ものを紛失しないための方法は、すべてのものを1つのポケットに入れることである。
「押しだしファイリング」の方法では、書類を内容によって分類するのではなく、すべての書類を一つの場所に並べてしまう。 したがって、書類の紛失事故は起きない。 「ポケット一つ原則」は、旅行のときにも応用できる。 外国旅行などで疲れきってホテルの部屋に入ると、スーツケースから持ちものを出して、部屋の様々な場所に置いてしまう。 しかし、そうすると、出発の時に忘れてしまうことがある。
数日間の滞在であれば、持ちものは1つの机にまとめておくとよい。