プラトン
ギリシア最大の哲学者の一人。 アテナイの貴族出身。 ソクラテスの弟子。 師の死後、各地を旅行し、前387年アカデメイア(アカデミー)を創設。
以後没するまで、3回のシチリア旅行以外はここにとどまり、研究と教育に専心した。
3回のシチリア旅行では、「哲人国家」の理想を実現しようとしたが、3回とも失敗した。
著作は3期に分けられ、初期はソクラテスとの対話編で『ソクラテスの弁明』『クリストン』などは、ソクラテスの愛知(フィロソフィア)の言行を戯曲 的構成で再現、中期の『饗宴』『パイドン』、『ポリテイア』(国家編)などではソクラテス直系のイデア論を展開し、イデアの実践倫理的理想としての目的論 的意義を強調した。 後期の『パルメニデス』『ティマイオス』『ノモイ』などは、シチリア旅行の時期と合致し、ソクラテスの影響を克服して、自己のイデア論を完成したもの。
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