ブレインライティング

旧西ドイツの経営コンサルタントのホリゲル（Holiger）が開発した、紙に書きながら行うブレインストーミングである。

ブレインライティングシートを手渡して、そこに順次アイデアを書き込んでいく手法である。

6人が3つずつのアイデアを5分間で考え、前に書いたアイデアからさらに連想して順次まわしていくやり方なので、635法とも呼ばれる。

発言する人と発言しない人に極端に分かれる

考えるときに沈黙できない

手順

1. 課題を設定する。

2. ブレインライティングの環境を整える。

6人ずつのグループ編成をする。（5人から8人程度の範囲なら実施可能）

円形やロの字に机を設定する。

シートを、1人1枚配付する。

3. テーマに従って、シートの最初１の空欄 2に，5分間で3つアイデアを記入する。（1つのマスに1つのアイデア）

4. 5分たったら、司会者（ファシリテーター）の合図で、全員一斉に、自分のシートを自分の左側の参加者に渡す。

5. 次に、自分の右側の参加者から回ってきたシートの2の空欄に、1の欄に記入されたことから連想したアイディアを前回と同じく3つ、5分間で記入する。この際、先ほど自分で書いたアイディアとは違うものを記入する。

6. この手順で、合計6回繰り返し、シートを埋める。

7. アイディアの優先順位付け、構造化など、次のステップに進む。

留意点

1. できるだけすべての欄を埋めるようにする。

2. 付箋紙に書いてシートに貼るようにすれば、次のステップで活用しやすい。

3. 前の人のアイデアをヒントに、発想を広げる。その際、オズボーンのチェックリストを活用すると良い。

4. 次のステップで生かせるように、出たアイデアを大切にする。

発想ルール

1. 判断を遅らせよ

2. 量を増す努力をせよ

3. 他の意見の上にたて

brainstorming.icon

https://svg-hosting.vercel.app/api/svg?url=https://scrapbox.io/api/code/suto3/brainwriting-icon/b.svg

課題.icon