フードファディズム
「食品の栄養や効能に対して、それが科学的に証明されている、いないにかかわらず、それを過大評価し、固執すること」
科学が立証したことよりもその影響を信じ固執していること この現象はアメリカでは1950年代にはすでに問題視されつつあった。 テレビ番組で特集された特定食品のダイエット効果に消費者が飛びつき、売り切れる店が続出する事態を招いた。
しかし、ダイエット効果の信憑性が乏しいことがわかり、にわかに問題になった。
フードファディズムが生まれるには4つの社会的条件がある。 1. 十分すぎる食料が供給されていること。
2. 過剰な健康志向や健康であらねばならぬといった脅迫が存在すること。
3. 食料の生産や流通に対して漠然とした不安があること。
4. 大量の情報が提供され、自分で考えない人々がたくさんいること。 今日の日本はこれらの条件を全て満たしていると括っている。
「午後は○○おもいッきりテレビ」
「発掘!あるある大辞典II」
『買ってはいけない』
安部司
小若順一