ハニーポット
ハニーポットが一台のおとり用コンピュータを用意するのに対して、ハニーネットは複数のコンピュータで成り立っているおとり用ネットワークを用意する。仮想コンピュータと仮想ネットワークを使い1台のコンピュータ上にハニーネットを構成することができる。
クラッカーがよく用いる手法である。ハニーポットには、利用者権限に比較的簡単なパスワードを、管理者権限にはもう少し難しいものを設定することが多い。例えばIDを“dog”でパスワードを“cat”にでも設定しておけば、クラッカーは辞書攻撃でこれらのIDとパスワードの組み合わせを簡単に見付け、まずシステムに悪影響を与えられない利用者権限で接続し、コンピュータ内の一般公開された情報を見て、それらを自由にいじることを望むようになる。