サイバネティックス
自己調節過程。
ノーバート・ウィーナー(Norbert Wiener)が提唱した情報と制御の科学であり、 最も基本的な原理として「フィードバック原理」を強調している 。 一般にフィードバックシステムには生体の中のホメオスターシスとしての内的なフィードバックと、外環境を介してのフィードバック、すなわち外的フィードバックとに分かれ、内的フィードバックは自律神経系、外的フィードバックは随意神経系と感覚系によってコントロールされている。
心身症ではこれら内的および外的フィードバック特性が障害を受けた状態とされる。
システムのフィードバック機構としては、システムの特性は外界と情報を交換するという点で開放系にあることを主張する。
もし生体が閉鎖系であるなら、生体はエントロピーの増大によって死に至る。
フィードバックとは、いったんシステムから出た出力が再び入力側に入り、そしてこの入力と出力の差がチェックされて出力がセルフコントロールされるという事である。