コーヒーの入れ方
トルコ式
オスマン帝国で生まれた古い入れ方で、現在でも中近東やバルカン半島で飲まれる。
1. コーヒー用の鍋に粉と砂糖、水を入れる。
2. 弱火で煮立て、沸騰する直前に火から離す。何度か繰り返して泡をつくる。
3. カップに取り分け、粉が沈むのを待ち、上澄みを飲む。
ネル・ドリップ式
18世紀、フランスでトルコ式に代わって始められる。 ネルのこし袋に粉を入れ、上からお湯を注いで抽出する。
コクのあるおいしさが味わえる。
サイフォン式
空気圧を利用した入れ方で、19世紀初頭のヨーロッパで生まれた。 1. フラスコに人数分のお湯を入れ、沸騰させる。
2. 漏斗にフィルターを固定させ、杯数分のコーヒーの粉を入れてフラスコに差しこむ。
3. フラスコからお湯が漏斗に上がり、抽出が行われる。
4. 火を消してから約30秒で、フィルターでこされたコーヒーがフラスコにおりてきてできあがり。 水出し
19世紀初頭、オランダ領東インド(現インドネシア)で考案されたため、ダッチコーヒーとも呼ぶ。
専用の機材を使い、常温の水を一滴ずつ落として抽出する。
6~8時間かかるが、香りと味わいは格別。
日本ではもっとも普及している入れ方。
2. あらかじめ温めたポットの上にドリッパーをのせ、コーヒーの粉を入れる。
3. 沸騰した湯を少し落ちつかせてから、粉全体にゆきわたるように少しずつゆっくりと注ぎ、約20秒むらす。 4. 粉が膨張したら、泡の消えないうちに1回または数回に分けてお湯を注ぐ。
1. 抽出器の下のポットに人数分のお湯を入れる。
2. フィルターにコーヒーを入れ、上のポットに取り付ける。
3. 沸騰させると蒸気の圧力で熱湯が上がり、コーヒーの入ったフィルターを通過することで濃いコーヒーが上のポットに噴出される。
4. デミタスカップという小さなカップに入れ、砂糖を浮かべて飲む。
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