クレジットカード
現金に代わる決済手段の1つ。
後払いで商品(サービスを含む)の購入ができるカード。
米国で1920年代に石油会社が発行したオイルカード(ガソリン購入用カード)が始まり。 その後のT&Eカードの隆盛を経 て、汎用カード(多目的=様々な店で様々な商品が購入できるカード)が主流となった。
汎用カードは、1950年のダイナースカードが最初。 日本では、1960年(昭和35年)に日本ダイナースクラブが、1961年にJCBが設立されたが、本格的に普及し始めたのは、1968年(昭和43年)に都市銀行が本格的にこれに取り組み始めてからである。 このカードは、銀行とデパート・商店などが提携した信用販売の制度のもとにクレジット会社が会員にこれを発行し、会員は銀行に預金口座をもっている場合、現金を要しないで、加盟店でカードを呈示して買い物ができる制度である。
加盟店は、顧客(会員)より呈示されたクレジットカードをもとにして、伝票に顧客のサインを得て商品を売り渡し、一定の時期にサイン済みの請求書をクレジット会社に呈示して一定の手数料を差し引いて決済される。
決済されるまでの請求権をクレジットカード勘定で処理する。
クレジットが信用を意味するように、利用者の社会的な信用に基づいて利用者とカード会社の間に契約が結ばれ、カード会社が利用者に代わって代金の支払いを行っている。
利用者はカード会社に借金をしたことになる。
ルールをしっかり守って利用、管理する必要がある。
クレジットカードは、購入代金を一定期間猶予したり、分割払いが可能なクレジット機能、現金を借りることができるキャッシング機能、個人を識別する身分証明機能などを持つ。
その利便性から発行が急増し、多種多様なカードがおもに若年、中年層に利用されている。
しかし、安易な利用によって、多重債務者が増加するなどの社会問題も発生している。