カント:根本悪
カントはもろもろの悪行の起源を、人間の超感性的無時間的行為としての「根本悪」に認める。
これは、カント哲学の立場からする原罪の神話の解釈であり、単なる理性の限界内で聖書の伝承の内容を解釈する試みのなかで、とりわけよく知られているものである。