カント:コペルニクス的転回
人間の理性による自然の認識は、客体として実在する自然を写し取るものではなく、反対に、認識主観のア・プリオリな諸形式に従って、現象世界を積極的に構成することにほかならない。この「超越論的観念論」の着想を、カントは、天動説を地動説に翻したコペルニクスの事業になぞらえ、認識論上のコペルニクス的転回とよんだ。
コペルニクス的転回
コペルニクス的転回 - カント哲学の立場を示す言葉