インフォーミング
「そうした考え方があってもいいと思うけれど、それにこだわらなくてもいいのではないか」
マインドコントロールの手法の特徴のひとつが、光と闇、善と悪、神とサタンと行った二元論的な教育を行い、 中間の立場を認めないことです。 こうした教育法を行うことで、組織の教義はより印象深く頭に入り、また集団の結束は深まります。
カルトから離れてきた元信者を説得する際、彼らが受けてきたマインドコントロールのすべてを否定するのではなく、「世の中にはいろいろな立場があってもいい」という部分のみ説得し、後は自由選択に任せる、という立場をとると、 元信者は自分で情報を集めるようになり、マインドコントロールは自然に解けるといいます。