c-lang:文字列リテラル
ダブルクォーテーション「"」で挟まれた文字列。
文字列定数とも呼ばれる文字列リテラルは、"..."のように二重引用符で囲まれた文字列である。
文字列は、「文字配列」の型を持ち、記憶クラスはstatic であり、与えられた文字で初期化される。
同じ文字列リテラルが区別されるかどうかは処理系での定義による。
文字列リテラルを変更しようとするプログラムのふるまいは不定である。
隣接されている文字列リテラルは単一の文字列に連結される。
連結の後では、ヌル・バイト\0が当の文字列に必ず付加されるから、その文字列をスキャンするプログラムではその終わりが検出できる。
文字列リテラルには改行あるいは二重引用符文字は含まれない。
それらを表したいときには、文字定数に対するのと同じエスケープ列が使える。
文字定数のときと同様に、拡張文字セットによる文字列リテラルは、L"..."のように其の前にLを付けて書く。幅広文字列リテラルは「wchar_tの配列」という型を持つ。
普通の文字列リテラルと幅広の文字列リテラルの連結は不定である。