90秒ルール
怒りの化学物質が脳内で発生し、体内で分解されて消え去るまでの時間は約90秒
90秒だけ我慢する
90秒ルールのメカニズム
自動的な反応は90秒
怒りの引き金が引かれると、脳からアドレナリンなどの化学物質が分泌され、血流をめぐりますが、その寿命は90秒です。
90秒以降の怒りは「自家発電」
90秒を過ぎても怒り続けている場合、それは体が反応しているのではなく、頭の中で「なぜあんなことを言われなきゃいけないんだ!」と思考で怒りをループ(再燃)させている状態です。
90秒を乗り切るための「思考のそらし方」
最初の90秒間、頭の中で相手への文句を考え続けてしまうと、怒りの物質が追加で分泌されてしまいます。化学物質が消えるのを待つ間は、以下の方法で脳の別ルートを使いましょう。
深呼吸(4・4・8呼吸法)
4秒かけて鼻から吸い、4秒止め、8秒かけて口から細く長く吐き出します。
これを5〜6回繰り返すと、ちょうど90秒ほど経ち、副交感神経が優位になります。
実況中継(マインドフルネス)
怒っている自分を客観的に観察します。
「今、心拍数が上がっているな」「胸のあたりが熱くなっているな」と心の中で実況中継しているうちに90秒が経過します。
5-4-3-2-1法(グラウンディング)
目に見えるものを5つ、触れるものを4つ、聞こえる音を3つ、匂いを2つ、味を1つ、心の中で数え上げます。五感に意識を強制連動させることで、怒りの思考を完全にストップできます。
まずは「カチン」ときたら、時計の秒針を見て「この物質は90秒で消える。
90秒だけ別のことを考えよう」とゲーム感覚で試してみてください。
驚くほど冷静になれるはずです。
ジル・ボルト テイラー