認知的倹約家
心理学者スーザン・フィスクとシェリー・テイラーが1984年に提唱した概念。
人間の脳は、限られた認知資源(注意力・記憶力)を効率的に使うため、可能な限り思考のコストをかけないようにプログラムされている。
これは進化的に見れば合理的な生存戦略であり、素早い判断を可能にする仕組みでもある。
しかしこの「省エネ」の傾向は、短絡的な思考や偏見(バイアス)の原因にもなる。
深く考えずに判断するからこそ、デフォルトに流され、見慣れたものを選び、情報が多すぎると離脱する。
UI/UXデザインでは、この「考えたくなさ」を前提に設計することが求められる。
cognitive miser