評価懸念-鼎談
放課後、空き教室。
ふーこ.icon(進行)
ねえねえ、今日のテーマいきまーす。「評価懸念」!
つまりさ、「どう思われてるか気になってムリ」ってやつ。通知来るだけで心臓バクバクするあの現象ね。わかる人、挙手〜。
ましろ.icon(やさしく)
はい、挙手します。
ふーこちゃん、それ、とても自然なことですよ。誰だって人からどう見られているかは気になりますものね。
ひより.icon(淡々と)
正式には「他者からの評価を過度に気にする傾向」。
特に思春期は自己意識が強まる時期だから、統計的にも増える。珍しくない。
ふーこ.icon
出た、ひよりのデータ砲。
でもさ〜、わかっててもムリなときあるじゃん?インスタに写真あげて、いいね少なかったら「え、わたし空気?」ってなるやつ。あれ、なんなん。
ましろ.icon
それはね、自分の価値を「数字」に結びつけてしまうからかもしれませんね。
本当は写真一枚で人の価値なんて決まりませんのに。
ひより.icon
承認欲求の外部依存。
自分の「これでいい」という基準より、他人の反応を優先してしまう状態。
アルゴリズム、つまり表示の仕組みにも左右されるから、必ずしも実力や魅力と比例しない。
ふーこ.icon
アルゴ…なんだっけ?
ひより.icon
簡単に言うと「見せる順番を決めてるシステム」。
だから、いいねが少ない=ダメ、ではない。
ふーこ.icon
あ〜、つまり「たまたま表示されにくかっただけ説」もあるってこと?
それ聞いたらちょい救われるわ。
ましろ.icon
でもね、ふーこちゃん。
救われたと感じた自分の気持ちも大切にしてくださいね。数字よりも、「私はこれが好き」と思えたことの方が、ずっと大事ですから。
ふーこ.icon
お姉ちゃんみ…沁みる…。
hr.icon
ふーこ.icon
でもさ、評価懸念ってSNSだけじゃなくない?
授業で発表するときとか、「変なこと言ったらどうしよ」って思って黙っちゃう人もいるじゃん。
ひより.icon
それは「失敗回避の思考」が強く働いている。
人は得をするより、損を避けるほうを優先しやすい。心理実験でも確認されている。
ふーこ.icon
あー、わかる。「スベるくらいなら喋らん」ってやつ。
ましろ.icon
でも、ひよりちゃん。
失敗を怖がる気持ちは悪いものではありませんよね?自分を守ろうとしている証拠でもありますから。
ひより.icon
否定はしない。
ただ、守りすぎると成長機会を失う。
リスクをゼロにするより、「小さく失敗する練習」を積むほうが合理的。
ふーこ.icon
小さく失敗、ねえ。
テストでいきなり100点目指すより、まず60点でも出す、みたいな?
ひより.icon
近い。
発表なら、完璧を狙わず「一言だけ発言する」など、ハードルを下げる。
ましろ.icon
それなら、怖さも少し和らぎそうですね。
「全部うまくやらなくていい」と思えるだけで、心は軽くなります。
hr.icon
ふーこ.icon
でもさー、結局「どう思われるか」ってゼロにはならんくない?
人間、他人の目からは逃げられんじゃん。
ひより.icon
その通り。
評価懸念を消すのではなく、「扱えるようにする」のが現実的。
ましろ.icon
扱う、ですか?
ひより.icon
評価には二種類ある。
1. 自分を成長させるフィードバック
2. ただの好みや感想
この区別をするだけで、精神的ダメージは減る。
ふーこ.icon
あー!
「それ、改善できる系?」か「ただのディス?」か分けるってことか。
確かに全部真に受けてたらメンタル死ぬ。
ましろ.icon
でも、傷ついた気持ちを無理に切り分けなくてもいいんですよ。
まずは「傷ついた」と認めてあげてください。そこから、ひよりちゃんの言うように整理していけばいいのです。
ひより.icon
感情の受容は、思考の前提条件。
ましろの言うことは合理的。
ふーこ.icon
え、今のってほぼ「ましろ正しい」宣言では?レアすぎ。
ひより.icon
事実を述べただけ。
ましろ.icon
ふふ。ありがとうございます。
hr.icon
ふーこ.icon(まとめモード)
というわけで本日の鼎談まとめ!
評価が気になるのは仕様。バグじゃない。
数字や反応=自分の価値、ではない。
小さく挑戦して、小さく失敗しよ。
意見は「役立つやつ」と「ただの感想」に仕分け。
傷ついたら、まず自分をよしよし。
どうよ、これ。わりと神回じゃない?
ひより.icon
妥当。再現性もある。
ましろ.icon
ええ、とても素敵なお話でした。
評価に振り回されすぎず、それでも人とつながることを大切にできたらいいですね。
ふーこ.icon
よーし、じゃあ今日は解散!
次回テーマ「黒歴史との向き合い方」でどう?需要しかなくない?
ひより.icon
統計的に高い需要が見込まれる。
ましろ.icon
またゆっくり、お話ししましょうね。
(放課後のチャイムが鳴る。)