ササラ文化
政治学者丸山真男(まさお)がその著『日本の思想』(1961)で、タコツボ文化と対比して用いた概念。
ササラ(簓)というのは、茶筅(ちゃせん)のように、竹の小筒の節から先を細かく割って束ねた道具のこと。
ヨーロッパの近代の諸科学が、古代ギリシア――中世――ルネサンスという長い共通の文化的伝統から枝分れして生まれた、いわばササラ型であるのに対して、日本のそれは、互いに連係を欠くタコツボ型だとする。