卒論の書き方マニュアル
まず、学部の卒論の要件を確認しよう
日本語の場合、二〇〇〇〇字以上(原稿用紙換算ではなく、実際に二〇〇〇〇字なければいけないことに注意)
三年次に書いたディスカッション・ペーパーの言語に基づいて、日本語もしくは英語
二〇〇〇〇字をどう割り振るか(一つのモデル)
まず、この長さだと三〇〇〇字ぐらいは参考文献表に必要(残り一七〇〇〇字)
分量が多いように思えるかもしれませんが、資料のURLなんかを書いているとこれくらいはあっというまに埋まります。
結論に二〇〇〇字から三〇〇〇字ぐらい
残りを序章 + 三章ぐらい(それぞれ一つの論点を扱う)に割り振る
序章は導入 + 問題とその背景の記述 + 先行研究の確認など(場合によっては研究手法の説明なども)
どういう順番で書けばいいのか
書けるところから書く
導入を最後に書いてもよい
各部分を順番に完成させていく必要はない
あとで組み合せて使えるパーツをたくさん作ってストックしておくイメージ
夏休みの終りの時点で十分にストックがあると、かなり精神的余裕ができる
テーマの絞り方
どのくらいの大きさの話が適当か
実例 よい例、悪い例
文章のチェックポイント: 重要なのは、読み手が文章自体に悩まされず、内容の評価に専念できるよう配慮すること
「だ・である」調といわれるが、「〜だ。」は極力使わない
「〜と思う」のような主観的表現も極力使わない
同じ文末で終わる文が連続していないか(たとば「である。」で終わる文が続かない)
同じ接続詞が連続していないか
文の書出しと終りの表現が対応しているか
「多くの」などの表現は、可能な場合は資料に基づいて数値表現(たとえば「70パーセントの」など) に置き換える
長すぎる段落は分割を検討する
逆に、一文しかない段落がないか
長すぎる文も分割できないか検討する
二つの意味にとれる曖昧な文がないか: 例「まじめな彼女の弟が話しかけてきた。」
「まじめ」なのは彼女か、弟か?
「彼女のまじめな弟が話しかけてきた」だと後者にしか解釈できない
名詞を修飾する語句は、できるかぎりその名詞の近くに置くのが基本
人名などを代名詞でうける場合、一定間隔で元の人名などに戻すこと
たとえば「彼」が誰なのかを確認する必要性が生じないようにする