紐にすると扱いやすい
これを読んで、縄文土器は成果物が3次元だけど、粘土紐から作る場合は一次元感あるなと思った(曲げてる時点で別に一次元ではないが) 土器は紐から作る
https://gyazo.com/3f35d2358e95357a9faf5697e165d2be
積層式3Dプリンタとかもそうだけど、立体を紐に分解すると作りやすいらしい
紐は一定の太さにしやすく、なおかつ紐を積層すると一定の厚さになるというのが便利だったのだろう
あと余ったり足りなかったりするときに紐を切ったり継いだりすればいいのは楽かもしれない
板の貼り合わせでも立体は作れるはずなので、下記の説を立てた
紐を最小単位にするとヒューマンフレンドリーになる説
モデルが一次元でなんとかなるものは、極力一次元にしておいたほうがいいのではないか
プレーンテキスト
文字列はString、なので自分は紐をよく連想する
プレーンテキストは折り返された紐と捉えることができる
https://gyazo.com/c63cd7fc0f48b0d795b2a044f67517e1
プレーンテキストにおける選択は、紐の一部を選ぶということ。
https://gyazo.com/0e943a08c194eb521effb430d5e9c386
これは当たり前のことをしているけど、NotionみたいなブロックベースのUIや、二次元三次元のUIを使うとどうやって選択したらいいか迷っていろんなところをクリックしてみるとかが普通に起きる
ちょっと面白い特徴として「余白をなぞっても選択ができる」
https://gyazo.com/72b208fef1839c8fb80cf6a9ed3844c3
これはマウスをあまり動かさなくてすむので楽である
矩形選択だとコンテンツを完全に包含するようにマウスを大きく動かさなくてはいけない
対象の一部を引っ掛ければいい矩形選択もあるがそっちはfalse-positiveが多くなる
この特徴は、プレーンテキストが一筆書き的に一方向に流れていることで担保されている。
自分はこれを「紐性」と呼んでいる
紐の扱いやすさの根拠
選択操作の自明さが向上する
余白を選択における遊びとして扱える
切断できる
結合できる
このあたりは普通に「編集」と呼ばれる
テープレコーダーやフィルム映画は普通に編集するときにリールの切り貼りを行っていた
オプション(3Dプリンタのみ)
編むことができる
積層できる
紐性があっても良さそうなのに失っている例
Google Todo
https://gyazo.com/317bedf734111b0a6bf940c9aa04f808
タスク1~3まで範囲選択したいのだけど、ドラッグになってしまう
矩形選択UIを用意する場合がある(Notionなど)
ピアノロール
https://gyazo.com/415b74aa040e570073f9a657656f8fd7
例えばこれは一番上のラインがメロディ、下に沿っているのがハモリである
メロディのみを選択するのが実は難しい
https://gyazo.com/56ca83909ccb81d9a81418afebaa388d
メロディを紐とみなしてラインで選択したいけどそういうのを見たことがない
ガントチャート
連続するタスクは紐にできるはず(人間は同時にタスクをこなせないはずなので・・・)
Excel方眼紙
モデル上無理なんだけど、コピペからの挿入が使いづらい
下方向にシフト、右方向にシフトを選ばされるけど、選びたくない
コミスタ・クリスタのコマ割り
漫画のコマ割りは視線の流れに合わせた一筆書き
しかし、コマ割りの編集は「1ページを複数回分割して作る」
これは2次元的な操作で、コマを一つ削除したり挿入したりが気軽にできない
その他
このページをざっくり要約すると「成果物が2次元だからって2次元のまま編集するエディタを作ると使うのが疲れるものができる」ので「成果物が2次元であっても、自由度を落として1次元的UIに落とし込んだほうが楽なのでは」ということ
直接操作UI、WYSIWYGエディタはまさに「得たいものをそのモデルのまま編集する」UIだけど、扱っていて「思ったより繊細な操作を要求されることがある」 雑に使えないと感じる。例えば酔っ払ってる時は無理
見たまま編集というのは、見た目ほどには使いやすくないのでは?
プレーンテキストに関してはpokarimさんの考察が本当に面白くて、なおかつプロダクトも作っているので素晴らしいと思う こう考えると、プレーンテキストは普通に使ってるけどかなり特殊な存在で掘り下げる価値があると思う
プレーンテキストを編集するためのテキストエディタコンポーネントも、その特殊性を発見されても良いと思う
Notionが紐性を獲得してた