文章をゆっくり読む
これを読んでた
メロスのやつ読んだんだけどたしかに面白かった。あそこまでは感情移入できないけど走る理由あたりの解釈すごかったな
中学くらいのメロスリアルタイム期は、変にポジティブな雰囲気とご都合主義っぽい展開が嫌で全然入り込めなかったけど、今読むと感情の動きとかはあーあるあるみたいな部分が増えてきて面白さが増している
だのであくまでファンタジーとして、個々の描写や文体を楽しむ感じなんだろうな。そう考えると文章の切れ味はすごいんだな。他の小説ではなかなか成り立たなそう 一つの作品をじっくり楽しむって言うことが確かに最近できてない
何ならアニメとかも1.5倍速~2倍速くらいで無理やり飲み込んでるし漫画もパラパラやっててもう人生疲れてるよね
創作においては偏執的に一つを読み込むというのが大事な気がするんだよな。それができるのが才能の一端という気がしている
高校のときの国語の教師が、まるまる1年くらい使って舞姫を読み込むみたいな授業をしてた。一行をめちゃくちゃ掘り下げるので相当スローだったけどあれは良い授業だったんだな。舞姫自体はクソ展開だけど…
時間をどう「消費」にしないか、という面では、若い頃よりも下手くそになってるんだと思うなあ。寝るときにこのまま死ぬんだなみたいなこと考えて焦るもんなあ。その考えを取っ払えないと、何かを読み込むなんてとてもできない。 人生は暇つぶしみたいな言い方よくあるけどあんまりしっくりこないかな。むしろ人生は物語に従属しているとすら思っているかも。