AI時代に人を使うということ
仕事をAIエージェントに任せるというと、人間いらなくなる説が出てくるけれど、違うと思う
AIエージェントを見守り脱線しないようにしたり、そもそも渡したプロンプトが正しいか考え、そもそもの要件から検討し直す必要がある
人間・AIのやり取りの中で、人間はこのギャップ調整に労力をさき、疲弊しつつある
これは言い換えれば「コンテキストをメンテ・維持し続ける」ということである
AIエージェントも大きなコンテキストを保持できるようにはなってきたが、どのタイミングでコンテキスト(長期メモリ)に追加するか、どんな道具が利用可能か、スコープの切り方などは得意には見えない
人間がスコープを小さく切って渡さなければいけない
つまりAIに人間が「集中の方法を教える」必要がある(自律的に集中は難しい)
コンテキストの維持には精神力を使うし、普通の人間に複数のコンテキストは保持できない
プロジェクト全体に関するコンテキストを一人で担当しようとすると疲れ切ってしまう
これが「AIによって手は早くなるけど、人間がボトルネックになってしまう」という現象
なのでこのようになりそう
上司A
→プロジェクト全体のおおまかなコンテキストを持つ
部下B
→担当する仕事に関するコンテキストを持つ
AI Agent A
AI Agent B
部下C
→担当する仕事に関するコンテキストを持つ
AI Agent C
AI Agent D
上記をそのままプロジェクト構造に反映し、各ディレクトリにmarkdown docが生成されている状態が良いのではないか。
Vibe codingが破綻すると思うのは、プロジェクトが大きくなるに従ってドメイン知識は増えていくが、一人の人間では抱えるのが難しく、プロジェクトの人数も増やしていかなければどこかで行き詰まってしまう、と思う。