デザイン強度の高いキャラクター
何で見たか忘れたけど、ロゴのデザインの話で、「他に転用できないようなもの、その対象にしか使えないようなロゴはデザイン強度が高い」というのを見て、そのとおりだよなあと思った その話があったあとに大阪万博のロゴが出てきて、「万博でしか出せないロゴだった」という製作者の話があり、なおかつ他の4案がどれもこれも汎用性が高くてそのまま他の催しに使えそうな感じだったので、あーこれじゃんと思った
岡本太郎の「個性的なもののほうが普遍性を持つんだ」という発言も結構うなずけて、ありきたりで汎用性の高いランドマークは残らないし物語の一部にもなってくれない これを理屈っぽく言い直すと「人間の認知にどれくらい食い込めるデザインなのか」ということ 特殊であり対象と強く結合していて記憶しやすく新規性が高い、というのを満たせばロゴのデザイン強度が高まりそう 漫画において人の認知に食い込むのはやっぱりキャラクター
キャラクターは一人で個性が立っててもいいし、印象的な関係性が成り立っていてもいい
その状況で「いてもいなくてもいい」「別のキャラクターと置換可能」なキャラクターはデザイン強度が低い
関係性でどちらかが「別のキャラクターに置き換えてもいい」場合は関係性のデザイン強度が低い
https://gyazo.com/b6c7c1be9f967b4ad6d481fff73952bd
この例でいうと、少女漫画の主人公(平凡な私)はキャラクター強度が高くない
感情移入先であり癖が強いと入ってもらえない
DQで主人公が喋らない理由
個性のある主人公ももちろんいるが多くの場合ツッコミになる
例2の場合はキャラクターの関係性で人気が出た
これはキャラクターを入れ替えると成り立たないのでデザイン強度は高い
その代わりに読者は「脇から見ている」形になる
多分例1と例2で読者層が違う
演劇タイプかロールプレイタイプかで読み手が変わっている可能性がある