グラフィックをいじるUI
複雑GUI会というのをやっています。
直近やったこと:スナッピングを実装してみようの会
なぜ今更マウス編集なのか・・・?
AI時代なのに!
AIとフロントエンドの間
「ちょっと小さくして」「この形をなめらかにして」
AIが拡大解釈してはちゃめちゃになる
本質的なガチャ性
空気を読みすぎる
精細な編集が必要になる
いつかは人間よりAIが上手にやってくれるかもしれないが・・・
現時点ではハンドルのない自動運転車のようなもの
テキストでの指示が煩わしい
チャットUIには本質的な重さがある
「言葉で伝えるのも煩わしい」!
編集に求められる精細さ
ビデオ編集の0.5秒の違い
2pxのズレ
揃っていないgap
色がしっくりこない
なぜマウスポインターが必要だったのか。数ピクセルが重要だったから。
スマホでは編集する気が起きない。指では細かな指定も一括編集もできない
我々はデスクトップPCで何をやっているのか
SNS・・・であるべきでないはず
検索
編集
今、生成が一番の問題なんだっけ?
我々って本当に作ることに困っている?
どちらかといえば大変なのは編集では?
編集についてもっと考えよう
直接操作UI
みたまま編集
頭の中のイメージをこねる
脳の中にポインタを置くイメージ
言語化せずともよい
HTML要素やSVGに備わっている当たり判定を使って楽をする
DEMO(Pablo Color)
アンカーをつかむ
実は「みたまま」ですらない
アンカーの当たり判定は膨らんでいる
頭の中のイメージを形成するための文房具である
DEMO
ものさしを作る
スナッピング
作るものによって要求仕様が変わってくる
ありものではなく、自作する
DEMO
最後まで残るのは複雑GUI
立ち上がれGUI愛好家、いまあなたの力が必要だ
シニアエンジニアといえばFlasher
複雑GUI会にぜひ
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方向性その2
意図とつなげるGUI
みなさん、意思ってありますか
ないですよね
AI時代
仕事がずいぶん楽になりました
本当ですか?
毎日毎日・・・
AIに「お前どうしたいの?」
って聞かれてません?
私は昔上司に毎日「で、お前どうしたいの?」って聞かれてました
大嫌いでした
言語化って難しいですよね。
AIとともに何かを作り切るには、それを言語化できなくてはいけません
(Cursorは言語化せずとも空気を読んでくれますが、それは結構特異なことだと思います)
でも、何かを作る時って、
練習や遊びの中で、自己組織化的に形が形成されていくことはありませんか?
言語化をしないままに、
粘土をこねるように、
迷いながら
どんな形が心地よいのか探す
それがGUIです
自分の意図を探す
未完成の状態を言語化以前の状態のまま
こねくり回す
「迷う」ことがGUIの特色なのかもしれません
どのようなGUIが良いでしょうか
未完成の状態を未完成のまま表せること
即時反映
意図と直結すること(意図と距離がないこと)
GUIの手触り
Tweak
Nudge
ガイドとしてのGUI
粒度を変えることができるGUI
データに直に触ること
その手触りが、その形状に対しての理解になります
GUIの当たり判定
広がる当たり判定
狭まる当たり判定
意図を拾うためには、みたままではないこともある
それこそが脳と直結しているという証だと思います
GUIはGUIを超えます